時事ヘタ
●日本アラカルト[時代の行方26・四つ葉のクローバー]
2020/02/04 19:00
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(2020年1月7日 20:11)投稿作品



日本アラカルト[時代の行方26・四つ葉のクローバー]





■英、1月にEU離脱へ 保守党365議席、単独過半数 - 産経ニュース


www.sankei.com

2019.12.14

英国の欧州連合(EU)離脱が主な争点となった英下院(定数650)総選挙は12日に投開票され、早期離脱を訴えたジョンソン首相の与党、保守党が過半数を獲得し大勝した。
ジョンソン氏は13日、有権者に約束したEU離脱について「予定通り来年1月末までに離脱する。言い訳はしない」と述べ、公約実現に自信を示した。17日にも議会の審議を再開し、離脱に向けた議会手続きを進める。





[ドイツ世界会議場]



英:よお、日本!

日:イギリスさん、総選挙勝利おめでとうございます。

英:ああ、ありがとう。

日:地滑り的大勝利でしたね。

英:ああ、サッチャー以来の大勝利だ。
スコットランド党が対抗馬を立てないで協力してくれたお陰もあって、ボリス・ジョンソン率いる保守党は信じられないくらいの議席数を確保した。
大多数の国民の信任が得られからには、2020年1月31日に公約通りEUを離脱することになるだろう。

日:TPP加盟をお待ちしておりますよ。

英:それは勿論だが…、あー、なあ、日本?

日:はい?

英:英日軍事同盟を締結したいと考えているんだが、どうだろうか?

日:えっ……

英:あっ、勿論、アメリカには話をつけるし、トランプ大統領の今ならそう難しいことではないと思うんだが?

日:……

英:アメリカに話をする前に、日本の意向を聞いておきたいと思ってだな…

日:……

英:知っての通り香港がああいう状態だろ。
その上、Chinaが太平洋の島嶼(とうしょ)にちょっかいを掛けて海洋覇権を露わにしている。
空母クイーン・エリザベスとプリンス・オブ・ウェールズの二隻体制で太平洋を遊弋させる予定でいるんだが、太平洋で空母のメンテナンスを行える港湾施設を持っているのは日本の横須賀だけだ。
そういう事情もあって、日本と軍事同盟を結びたいと考えているんだ。

日:……

英:そりゃあ、ブレグジットしたからと言って直ぐというわけには行かないだろうし、俺としては前回英日同盟を結んだ1月30日に拘りがないとも言えないし…
でも、ブレグジットは1月31日だから、一年待って2021年の1月30日でもいいかなぁーって…

日:…。。。

英:…日本?

日:何故…

英:えっ…

日:何故…、あの戦争を戦わなければならなかったのでしょうか?

英:日本…?

日:何故、我が子らは無残に殺されなければならなかったのでしょうか?

英:……

日:身の内から煉獄の炎に焼き尽くされる苦痛を味わったことがありますか?
悲鳴を上げるなどと生易しいものではない地獄の苦しみを味わったことがありますか?

英:っ…

日:ピカドン…
影を石に焼き付けた悪魔の炎…
悲鳴一つ上げられずに蒸発した…
何故…!




日:何故、そんな死を味わなければならなかったのか、教えてください、イギリスさん!




泣いているのかと思った…
でも…、キット睨んだその瞳には涙はなかった。
ただ、静かな怒りがあった。
全身から白い焔が吹き出しているかのような、静かだが深く激しい怒りが…





イギリスは思わず顔を背けた。




…忘れていた。




苦しんで苦しんでやっと掴んだブレグジット!
その歓喜のままに日本に軍事同盟締結を伝えた。
喜んでくれると思っていた…



忘れていた、忘れていたんだ…





日:イギリス政府から正式な申し出があったら、日本政府に断る理由はないでしょう。
でも、私が手放しで歓迎するとは思わないでくださいね、アーサーさん。




菊はくるりと踵を返した。
幾つもの国が遠くで近くで菊たちを見つめていた。
菊が一歩を踏み出すと右に左に道が開かれ、凛とした背姿が国々の間を通り抜けて行った。
誰かが扉を開け、菊の姿が扉の向こうに消えて行く。
パタリと閉じられた扉の音。
菊の居なくなった空間が刺々しい空気に包まれるのをアーサーは感じていた。




そうだ…、全ては英日同盟破棄から始まった。
イギリスがアメリカやフランスの横槍に屈さず同盟締結を継続させていたら、あの戦争は起こらなかった…
原爆は投下されず、広島・長崎の悲劇はなかった…




俺は馬鹿だ!
能天気にあの同盟時代再びと夢想していた。
世界が驚愕し、妬み羨んだあの蜜月時代を、もう一度と…



見誤った!
原爆を投下した敵国アメリカと日本の戦後の歩みを、その良好な関係を…






菊は忘れてはいなかった…
片時も忘れたことなどなかったんだ!





俺は馬鹿だ!
底なしの愚か者だ!





米:HAHAHAHAHAHAー、全く空気読みなよ、アーサー。
君って本当に無神経だよね。

英:…ふん、AKY(敢えて空気読まない)のお前にだけは言われたくねえよ。

仏:珍しく菊ちゃんが声を荒げるもんだから、何が起こったのかと思っちゃったよ。
なに、アーサー、菊ちゃんに振られちゃったの?

英:ふ、振られちゃいねえよ、ま、まだな…

伊:ヴェー、菊、大丈夫かな?

独:兄さんが一緒に着いて行ったから大丈夫だろう。


G7メンバーがぞろぞろと集まって来た。
ドイツたちの会話に、扉を開けたのはギルベルト(普)だったのか、とアーサーは意識の端で少しだけ安堵した。


米:英日軍事同盟締結、大いに結構じゃないか!
アメリカ四軍はともかく、トランプ大統領なら賛成すること間違いなしなんだぞ!

アルフレッドの元気な声が響き渡る。

独:アメリカ四軍は反対なのか?

米:反対というより、邪魔するな、じゃないかな?

独:邪魔とは?

米:うーん、特にアメリカ海軍は、戦後直ぐの警察予備隊(自衛隊の前身)が創設された頃から関わりが深いというか、あれこれ面倒を見て来たから、海上自衛隊は俺のもの意識が強いんだ。
空軍はアメリカも日本もほぼ同時期に創設されたから、一緒に育った兄弟みたいな意識があるのかなぁ?
陸軍は、日本が海外派遣をするようになってからの関わりだから付き合いは浅いんだけど、ハワイに日本支援の為の陸軍を置いているくらいだから、気に掛けているんじゃないかな?
海兵隊は陸上自衛隊と離島防衛訓練とかをしているんだけど、真面目な陸自を結構可愛がっているみたいなんだぞ。
ギルベルトと菊みたいな関係って言えばわかるかなぁ?

独:成る程、師弟関係か。

仏:日本にはアメリカ空母艦隊を配備しているくらいだからね。

米:皆んな誤解しているみたいだけど、日本に空母を配備しているのは、日本から要請があったからだからね。
横須賀なら空母の面倒を見られるから、シーレーン防衛の為にも空母を配備して欲しいと言って来たのは日本なんだぞ。
空母ミッドウェイを配備した1970年代は、日本配属は人気がなくて余計な手当てを付けなくちゃならなかったりでお金が掛かって仕方なかったんだぞ。
それでも、日本政府強(た)っての頼みだから仕方なく配備したんだぞ。

独:今は原子力空母ロナルド・レーガンだったか?

米:ミッドウェイ、インディペンデンス、キティホーク、原子力空母ジョージ・ワシントン、そして第5代目が原子力空母ロナルド・レーガン。
正確に言うとロナルド・レーガンは、ジョージ・ワシントンが燃料交換でアメリカ本国に帰っている間の代理配備なんだ。
2020年9月25日にジョージ・ワシントンと交代予定なんだぞ。

独:原子力空母ジョージ・ワシントンが正式な日本配備空母ということだな。

米:ロナルド・レーガンも日本配備を望んでいるみたいなんだけど、ジョージ・ワシントンが引退しない限り代理配備は変わらないだろうね。

独:うん、何故だ、アメリカ本国の方がいいだろう?

米:昔と違って日本配属は物凄い人気なんだぞ。
特に岩国は人気があり過ぎて、手柄を立た兵士たちへの御褒美配属先として特別扱いしているんだぞ。

独:何故、そんなに人気があるのだ。

米:そりゃあ、ご飯は美味しいし人間は優しいし安全だし、それにバカンスも遊びも最高なんだぞ!
君たち、考えてみたことがあるかい?
今日は沖縄で泳いで、明日は北海道でスキー!
ワンシーズンに夏と冬のバカンスが楽しめる国なんて日本以外にあると思うかい?

仏:ああ、亜熱帯から亜寒帯まで南北に長い国だから出来るわけか。

米:そうなんだぞ!
それに、日本のサブカルチャーも人気なんだぞ!
ゲームにアニメに漫画にコスプレにメイド喫茶にコミケに…、えーと、ゴニョゴニョAVゴニョゴニョも人気なんだぞ!

仏:ぷっ、お子さまだねぇー

米:汚れた大人は黙ってて欲しいんだぞ。

独:ふむ、言いたいことはわかった。
アメリカ軍からはいい顔をされないかもしれないが、英米日のトップ同士が望むなら日英軍事同盟は締結されるということだな。

英:だが、菊が言うように、あの大戦の総括をしないとだな…

米:総括も何も、今更謝ることなんて出来ないんだぞ。
間違っていたかもしれない。
でも、双方数百万人の死者を出したんだ。
間違っていても、謝って済む話しではないんだぞ。
起こったことは変えられない。
現実は変えられないんだ!

英:……

米:だから、今度こそ、間違えないようにしようよ…

英:アル…?

米:だから、アーサー…、ううん、イギリス…
今度は日本の手を離さないで欲しいんだぞ。
周りが何て言っても、絶対に日本の手を離さないで欲しいんだぞ。

英:…それは、お前の役目だろ?

米:…あの時代の、君たちの関係が羨ましかった、妬ましかった。
イギリスは世界の頂点にいて、日本は成り上がりで…
でも、とても強くて誰よりも信義があって…
日本を開国させたのは俺なのに、君が掻っ攫って行った。
世界の覇権国家のパートナーして、世界の五大陸軍国、世界の三大海軍国として、一気に駆け上がり君の傍に立っていた。
あの時代の白人国家の概念が、有色人種国家の台頭を嫌ったんだ。
日本は滅ぼさねばならない。
完膚なきまでに叩き潰さねばならない。
それが、あの時代の俺たち白人国家の意思だっだんだ。

英:っ…

米:…日本は負けたけど、世界は植民地主義から解放された。
バンドン会議(アジア・アフリカ会議=元植民地会議)が物語るように、植民地解放の立役者として日本は特別に招待されている。
彼らにとって、世界のヒーローは日本だったんだ…

英:。。。…

米:だから、今度は間違えない。
世界のヒーローとして、もう間違えるわけにはいかないんだ。
だから、イギリス、日本を頼むよ。
俺は、ぼっちの君たちと違って世界中に同盟国があるから、日本だけに構っていられないんだ。

英:ふ、ふん、俺はぼっちじゃねえぞ、ポルトガルがいる。

米:うん、上手く行っているよね、イギリスとポルトガルの同盟は。
そして、ポルトガルは、日本が初めて出会った白人国家だったんだよ、知っていたかい?

英:当たり前だ。

米:ふふ、なんだか、地球を一周して元に戻ったみたいだね。
ポルトガルに出会って、日本は毛色の違う人間の国があることを知った。
スペイン、ロシア、イギリス、オランダ、遥かに飛んでアメリカ、フランス、プロイセン、たくさんの欧州白人国家…
あのまま、開国させずに眠らせたままでいたら、日本は幸せだったんだろうか?
戦うことも知らず、国民の命を散らせることもなく…

普:時代の趨勢が微睡みを許さなかった。
アメリカ、お前が開国させなくても、他の国が開国させただろう。
時代が日本の覚醒を望んだんだ。

米:ギルベルト…

独:兄さん…

普:日本は世界の表舞台に立たなければならなかった。
世界と戦い勝利し、そして…、敗戦しなければならなかった。
あの敗戦がなければ、植民地の解放はもっと遅れていたか、或いは無かっただろう。
台湾・朝鮮半島・満州国。
何故なら、日本自体が植民地を有する宗主国だったからだ。
植民地の内実は日本と欧州では全く違っていたが、植民地国家であったことに変わりはない。
日本が戦勝国にならずとも、引き分けていたなら、果たして植民地の解放はあったのか?

普:時代から言えば、必要だったんだよ、日本の敗戦が。
日本が敗戦して、時代は大きく変わったんだ。
第一に、専制王政国家の終焉。
第二に、人種差別の撤廃。
第三に、公平公正な交易。
日本の敗戦がなければ、起こり得なかったことだ。
日本が開国し、白人国家帝国ロシアと戦い勝利することも、時代から言えば必要なことだった。
後の植民地独立戦争の萌芽とする為に。

独:植民地の有色人種に希望と自信を与える為に?
時代は植民地主義を終わらせたかったということか?

普:結果としてはそういうことだな。

独:時代が意思を持っているみたいだな?
兄さんの言う時代とは何なのだろうな?

普:まあ、俺様、出自がドイツ騎士団だから、聖書的に考えちまうんだが、やはり神の意思なんじゃねえかと思うんだよな。

伊:神…、イエス様の?

普:うーん、そういう具体的な神じゃなくて、人間よりもずっと高位な存在からの意思というか…
漠然とし過ぎるから、やっぱり聖書的に言うとだな…
聖書の神は最初の人間夫婦が罪を犯して楽園を追放したわけだが、この時の罪を『神への反逆=神の支配に服さず自分たちが自分たちの好きなように生きて行く』だとする。
旧約聖書の伝道の書を記したのは賢者ソロモン王だが、同じく8章9節にこうある。




『わたしはこのすべてを見た。
そして,人が人を支配してこれに害を及ぼした時[の間に],日の下で行なわれたすべての業に心を用いるのであった」
(新世界訳聖書 伝道の書8章9節)




普:『人が人を支配してこれに害を及ぼした』とある。
つまり、人間が支配する世の中は、決して上手くは行かないということを意味している。
ソロモン王はイスラエルの王で、神に金銀財宝ではなく知恵を求めた賢王として知られている。
その治世を通して得た結論が、人間による人間の支配は害をもたらし上手く行かないとしている。
人間は神の支配に服することが幸せなんだということだ。
だが、ソロモンは王となるべくして生まれたのだから、王という立場で語ったことが果たして正しいのだろうか、という疑問が生じる。
例えば、ギリシャやローマような民主的な方法で選出された統治者ならどうなのか?
例えば社会主義や共産主義ならどうなのか?
或いは人治主義ならどうなのか?

普:王政も独裁も、一番まともに思える民主主義も、『人が人を支配してこれに害を及ぼした』に変わりはなかった。
だが、まだ人類が経験していない支配体制がある、地球統一国家というグローバル支配体制だ。
NWO(ニューワールドオーダー)という金持ちの特権階級が支配する世界国家が計画され押し進められているが、実態はChina共産党の支配体制と何も変わらない、いや、もっと悪いかもしれない。
一部の人間が支配するそういう狭義なものじゃなくて、EUの世界版みたいなもんかな?
だが、EU程度の国土と人口でさえ上手くいかないものが、世界規模になったら尚更に上手くいかないのは自明の理だ。
何れにしても、民主的な考えで物事は運営されて行くことになるだろう。
しかし、EUが上手くいかないのは、理想は高邁でも、公の概念または無私の概念で人は生きられないからだ。

普:つまり、ええと…、何が言いてえかってえと、神は人間が考えられるありとあらゆる支配の形を試させていたのではないかということだ。
そして、それは必ず失敗に終わる。
何故なら、人間は神の支配を離れて幸福には生きられないように造られているからだ。

英:つまり、植民地主義という王政を終わらせ、民主主義体制或いは社会主義体制に変革させる為に、日本を目覚めさせたと言いたいのか?

普:おっ、そう言うことだぜ!
日本は世界的レジームチェンジの要であり、同時に生け贄でもあったわけだ。

伊:まるでイエス様みたい…

普:そうだな、日本は磔刑に懸けられ死んだ。
イエスは墓の中で三日眠って復活した。

伊:日本が復活したら、また世界のレジームチェンジが起こるの?

普:さあな、ただ、言えるのは、日本には理想的な社会があると言うことだ。
政治は決して褒められたものじゃねえが、日本人社会は好ましい。
だが、ベストではない。
全能の神の観点からは、ベストではないと言うことは、それではダメだと言うことだ。

伊:それじゃあ、日本は何の為に磔刑に懸けられの?

普:だから、『生け贄』なんだよ、フェリちゃん。

伊:そんなの酷い!

普:なあ、これは飽くまでも俺様の解釈に過ぎねえ。
だが、日本開国からの歴史を見直せば、そこに何らかの強い意思があったんじゃねえかと思えてならねぇんだよ。
『ヴェノナ文書』が表に出てきたように、アメリカの過去がほじくり返されてWW2が社会主義勢力の工作だったことが明らかになりつつある。
だが、日本を敗戦国に追い込むことと、植民地解放や人種差別撤廃がセットだったとは思えねえ。
仮に日露戦争の勃発が、帝国ロシアで社会主義革命を成功させる為の工作だったとしても、日本の大勝利や、その結果が遠い未来で意味を持つことになるなんて、そこまでの意識はなかったはずだ。
あの時代、日本がロシア相手に勝てるとは誰も思っていなかっただろうし、植民地解放に繋がるなんて誰が予測できただろうか?
日露戦争で日本が勝利したのは、イギリスとの同盟があったことは否定できねえ。
なら、時代の覇者白人国家大英帝国と、開国したばかりの有色人種国家日本が、同盟を結ぶなんて誰が予測しただろうか?
全ては偶然だったのかもしれねえ。
しかし、その偶然の重なった結果が、偶然に世界を大変革させるなんてことがあるんだろうか?
俺様には、世界のレジームチェンジを意図した何者かの意思が背後にあったと考えざるを得ないんだ。

英:それが人ならぬものの意思か…?

普:そう言うことだな。
日本の開国は、明らかに世界の潮流を変えた。
日本開国の結果は、当時の白人国家にとっては『悪』だったが、世界にとっては『善』だった。
日ソ不可侵条約を最後まで信じたように、日本は国際条約や国家間の契約に忠実であり続けた。
そして、その姿勢は片時も変わらない。
何より考慮しなければならないのは、日本の文化力であり人間力だ。
日本と関わった国は、大抵良い影響を受けている。
日本人が住むと街の治安が良くなるという報告もある。


普:例えば、2002年FIFAワールドカップで、イギリスの有名なフーリガンが日本で大暴れしてやろうと目論んでいたのに、
『気がつけばおばちゃんたちとゴミ拾いをしていた。礼儀正しい振る舞いまで学んでいた。俺たちは一体何をしに日本に来たんだろう』というようなことがあった。
先頃のラグビーワールドカップでも似たようなことが起きている。
これが日本人の人間力だ。
似たようなことがお前たちの国でもあっただろう?

英:…ああ、『妖精』さんか!

仏:妖精さんって、日本人が集まるところは繁栄し、日本人が居なくなると廃れるっていう…、ホテルや旅行業界が恐れるサイレント・ボム『妖精ブラウニー』…のこと?

普:フランスもイスラムテロで日本人旅行者が減って困っていた時期があったよな?
パリ市長が直々に日本を訪問してフランス旅行をアピールしていただろう?
例えば、欧州のブランド店などは、先ず日本の渋谷や原宿に出店する。
日本の渋谷や原宿で売れていると宣伝すれば、東アジアや東南アジアで売れるからだ。
つまり、アジアに於いては、日本が良し悪しの基準になっているということだ。
日本人が旅行に行くところは良いところに違いないと思って他のアジアからの旅行者が増える。
日本人が行かなくなると他のアジアも行かなくなる。

伊:そう言えば、日本人相手のボッタクリ事件があって、国を挙げて謝罪したことがあったよー
あの時はもう日本人が旅行に来てくれなくなるんじゃないかってもの凄く心配したんだよー

普:そうか、大変だったな、フェリちゃん。

独:兄さん、話が迷子になっているように思うんだが?

普:んー、そうか?

独:日本開国運命論から、何故『妖精』の話になっているのだ?

普:あー、だから、日本はラッキーアイテム、『四つ葉のクローバー』だって言いてぇんだよ。

独:四つ葉のクローバー…、幸運?

英:『幸せの象徴』…

普:イギリス、お前にも心覚えがあるはずだ。
日英同盟の時代、大英帝国は紛れもなく世界の覇者だった。
だが、日本という『四つ葉のクローバー』を失った後の大英帝国の末路は?
台湾・朝鮮半島・満州国、そして、パラオを始めとする日本委任統治領の国々はどうなった?

英:。。。…

米:。。……

普:イギリス、アメリカ、今度こそ間違えるなよ!























日本開国が神の意思なら
日本は神からの贈り物
































(終)



*****




【参考資料】
「日本人はサイレントクレーマー」「日本人は妖精」「日本人はブラウニー」そして「日本人は座敷童」 - 零感雑記帳2 ocaltpon.blog.fc2.com






*****




一個人の戯れ言です。
決して鵜呑みにはなさらないでください。

2020年1月7日 ちはや拝


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