大阪・阿倍野区視覚障害者福祉協会 声のおたより
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2022/12/11 14:21
◆絵本「みえなくなった ちょうこくか」

◆絵本「みえなくなった ちょうこくか」

アートのバリアフリー化を目指す一般社団法人メノキが出版部門「メノキ書房」を立ち上
げ、初の出版となる絵本「みえなくなった ちょうこくか」を発売しました。
視力を失った彫刻家をモチーフに「見えること」を問いかける内容です。
「障害にかかわらず誰もが紙の本を手に持ち、ページをめくり、紙の匂いを嗅ぎながら読
書を楽しむ社会を」と訴えています。
「みえなくなった ちょうこくか」は、木彫に長年取り組んでいた「あたし」が視力を失
い、彫刻刀を扱えなくなった後も粘土造形で芸術表現を続ける物語です。
同法人代表理事で視覚障害がある彫刻家・三輪途道さん(56)をモチーフに、三輪さん
の作品写真と温かな文で仕上げました。
文は、三輪さんと20年来の付き合いがあるライター・立木寛子さん。
「木はほれなくなったけれど あたしはあたし みえなくなったけれど あたしはあたし
 あたしは ちょうこくか せかいにあふれる たましいを あたしの手で かたちにし
たい」「みえなくても みえるんだよ こころで みているよ」などとつづっています。
「みえなくなった ちょうこくか」 A3変型判フルカラー、32ページ、税込み価格1
980円。
問い合わせ先:メノキ事務局(電話080−6645−1779)、またはメノキのホー
ムページ(menoki.org
また、三輪途道さん著「祈りのかたち」(2021年刊、上毛新聞社発行)は、サピエ図
書館に点字データが登録されています。




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