2003年10月に身体障害者補助犬法が施行され、エプロンやマスクの着用が必要ない場所には同伴できるようになりました。

ホテルや旅館では、洋室・和室どちらにも宿泊できます。
但し、布団の上に犬をあげることはありません。

また、大浴場やプールでは、
他の利用者が犬に触ったりしないよう、受付カウンターの内側か、事務所などで預かっていただくのが基本です。

病院のお見舞いなどは談話室での面会が難しい場合は、ナースセンターの内側で預かってください。

どんな場合でも、エアコン管理された場所に伏せさせ、必ず待機場所を飼い主自身が確認してから預かるようにお願いします。

飼い主が納得できない場合や、犬が清潔にされていない、犬が興奮しているなどの場合には、最寄りの訓練所か認定NPO法人全国盲導犬施設連合会までご相談お願いします。

03-5367-9770
入れない場所は5つだけ。

×1、調理室。
○食べ物を食べたり、販売したりしているところには入れるんだよ。
お寿司やさんやパンやさんにも同伴してます。

×2、手術室とレントゲン撮影室。

○待合室はもちろん、診察室や処置室には同伴できます♪
歯医者さんの動くイスの足下でもおとなしく伏せてます。

×3、動物園。
サイやカバが犬を怖がります。
○遊園地や水族館、映画館や図書館などには同伴できます。
大きな効果音も平気です。

×4、ジェットコースターや足漕ぎボート。
身長制限があるものに乗車はできませんが、観覧車には同乗しています。
○電車やバス、タクシーや救急車には同乗できます。
また、飛行機でも飼い主の足下に伏せるのが基本です。

×5、犬が集まるところ。
他の犬に耳をかじられたりマウンティングされていても、飼い主は気づけません。また、感染予防の観点からも、ドッグランや集団予防接種会場は避けるように促されています。

犬アレルギーについて

 犬アレルギーの原因は「Can f 1」と呼ばれるタンパク質の一種で、
この「Can f 1」を多く含むものは犬のフケ(死んだ角質層)、犬の唾液、犬の尿です。

 「犬の毛がアレルギーを引き起している」という通説がありますがそれは間違いで、
 正確に表現すると「犬の毛に付着したアレルゲンが、アレルギー症状を引き起こしている」となります。

 盲導犬は毎日ブラッシングをしているので、古くなった角質は残っていません。
体を嘗め回して唾液を毛につけたりしていません。
また、排泄はトイレで行い、排泄処理を徹底しているため臀部周辺の毛に尿を付着したままということもありません。
 権利の裏側には義務が存在しています。

 盲導犬が飲食店や病院にも入れる理由は しつけられているからだけではないのです。
 つまり、清潔な犬である義務を果たした上で同伴の権利を得ているのです。

マナーコートの着用も義務のひとつです。

明らかに不潔であったり、飼い主が義務を果たしていないと思われる場合には、最寄りの訓練所か施設連合会までお知らせください。
-エムブロ-