夢みて眠ればよ

 涙で 目がさめる

 ここは 石狩漁港

  泣いてばかりじゃ、

   あの人  待ってる

      必ず 帰る

  吉幾三が 神野美伽をかたわらに

   泣きながら 歌いあげた

     石狩哀歌

  海に 浮かんだ さー

   死ぬほど 惚れた

   あの人  浮かぶ

    沖は ニシンの 鱗で ひかり

 やん衆 寝る間も 惜しんだものよー


   ちょいと 足りない 女酒

   ちょいと 弱音の あたしの 哀歌

   ソーラン ソーラン アッ ドッコイ


  感動的な  歌唱 だった

   神野美伽は 泣きくずれ

   吉幾三は、負けずに 歌い上げる