以前診断さんで出た、幼なじみ設定の第三者視点から見たカサポム…です。
まとめてなかったなーということで…
お嬢様視点で、ライリシェ要素も有りーな感じです。
毎朝、ウチのポムニットはせっせと届け物をしている。本当に休みなく、ずっと。
もう習慣になっているのだろうし、あたしたちも美味しいご飯が食べられるので良いけど。むしろ大歓迎だけど。
「いってまいります」
朝早くからいつもご機嫌。手作りのお弁当を、差し入れしに行っている。
よく飽きないよなぁと思いつつ、ずっと仲の良い2人を見ていのは、うらやましいというか、疲れるというか。
喧嘩しているよりは、はるかに!!良いけど!!(何かトラウマが有るようで)
同じ幼なじみなのに、えらい違いよね…と、思う。まあ、あたしの場合は仕方無いわよね。だって相手が悪いもの…。あたしがあいつに料理で勝てる日が来るなんて、きっと無いでしょ。
そうこう思っているうちに、ポムニットが戻って来ていた。
「ただいまもどりました」
「おかえりー。どうだった旦那の様子は」
「お嬢様! だ、旦那なんてそんなっ…! わたくしたちは、まだそこまでの関係では…いいえでもいずれはそうなるのでしょうか、カサスさんが望まれるのでしたらわたくしはいつでもいえでもお嬢様とおぼっちゃまを置いてお嫁に行くなんて…!」
あわあわと慌てながら、言い訳なんだかノロケなんだか分からないことをまくしたてるポムニット。
うん。今日も素晴らしいバカップルだわあんたたち。
カサスから質問された時、ルシアンは言葉に詰まってしまった。
「ポムニットさんは、何が好きなのでしょうカ…?」
「う…うーん…そういえば、僕もポムニットさんが何が好きかって、良く分からないかも…」
「そう…ですカ…」
「本当にごめんなさい。せっかくのプレゼントだし、僕もポムニットさんに喜んで欲しいんだけど…」
思い返してみれば、彼女は僕たちの事ばかりに世話を焼いていたのだなと思う。
姉と一緒に何かをプレゼントしたり、お礼を言ったりする時だって、何でも喜んでくれていた。
たまには、休んでもらおうと、食事を作ったり洗濯をしたり、彼女の代わりにしてみて、案の定失敗した時も、その気持ちが嬉しいのだと、困ったように笑っていた。
「気持ちが嬉しいって、ポムニットさんは言っていました。自分のために一生懸命考えてくれたことが、って…」
でも…
「どうせなら、それだけじゃなくて、その物でも喜んで欲しいですよね」
「はイ…」
2人で答えが出ないなら、3人寄ればなんとやら。
次はライに相談する事にした。
続かない