戦前の遊郭の雰囲気を残す大阪市西成区の飛田新地で、地元の子どもたちがだんじりを引き回す「飛田こどもまつり」が24日、行われた。炎天下、法被姿の小中学生ら約100人が「わっしょい」と太鼓のリズムに合わせて綱を引き、町は活気に包まれた。

近隣では超高層ビル「あべのハルカス」が建設されるなど再開発が進むが、飛田新地の周辺は古い木造の商店や料亭が立ち並ぶ。
祭りは60年ほど前から始まったという。だんじりに乗った子どもたちは店名を呼びながら「祝いましょ」と元気に声を上げ、盛り上げた。

毎年参加しているという中学3年の吉沢優さん(14)は「夏の一仕事を終えた」と満足そうな表情を見せた。
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