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然様なら、構わないわ





ここ最近の私の心境ではとても、今後待ち受けているであろう苦痛や困難を受け止めることなど出来ないであろうと判断しました故に、私は暫く離れてみようと心に決めたのであります。小野寺です。




大好きです、あなたが死ぬほど大好きなのであります。四六時中その柔らかい微笑みを脳裏に浮かべながら、現状の虚しさを増長させて落ち込む私をどうか突き放してくれたのなら、どれだけ楽だろう。そうでないのなら、もう不安の種さえ入り込む余地もない程の距離に私を置いておいてくれないか。




どれも叶わぬ願い。そんなことにはもうもはや構ってはいられないところまで来てしまっているようだ。私のように中途半端に大人になってしまったような人間には一生理解することなど不可能なのでありましょう。悲しき定め。いいえ、全ては自らの手で招いた悲劇とでも捉えましょう。



限界がくるまでここでわたしは夢を見ます。その手がいずれ私に向けられる日を待ちわびながら、少しでも、あの頃描いていた大人の像に近づけるように。それが今回の課題にと、持って帰りましょう。




この帰省が私を階段に上げてくれたのです。あとは自らの足で、登っていくのみでございます。





今君はなにをしているのかな。
(この気持ちの行方は誰に委ねればいいのかな)








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