2012.5.3 15:03 Thu
※夢主名はデフォルトです
※(笑)などの記号あり
涙子:はぁ
陸也:涙子?
涙子:陸也……
陸也:お前にしちゃあ、随分と珍しい顔してンじゃねーか
涙子:だって、5月なんだもの
陸也:5月がどうかしたのか?
涙子:5月と言えばゴールデンウイークよ。大体の人はどこかへ出掛けたりするじゃない?
陸也:まぁ、そうだな。聖も母親の実家に行ってるし、馬鹿女も今はいねーみたいだな
涙子:そうなのよ。だから詰まらないと思ってねぇ
陸也:そう思うならお前もどっか出掛けりゃ良いじゃねーか。お前ン家は金ならいくらでもあるんだしよ
涙子:あら、冷たい事を言うのねぇ。それで私が楽しめないのをわかってる癖に
陸也:つってもよ……オレにどうしろっての
涙子:そこは彼氏らしく「デートしようぜ」くらい言いなさいよ
陸也:この時期にデートって……絶対人混みで酔うか潰されるかするだろ。オレは行きたくねェ
涙子:本当に夢がないわね貴方。もしかして貴方が残ってるのってそれが理由な訳?
陸也:……;;
涙子:もう、本当に貴方って人は……でも、そうねぇ。折角貴方がいるのだし、一緒に南の孤島にでも旅行へいこうかしら
陸也:は?
涙子:人混みが嫌なら、人のいない所へ二人"だけ"で行けば問題はないわ。じゃあ、早速準備を……──
陸也:ち、ちょっと待て。いきなり過ぎるだろ! つか、え……お前が、オレと、二人だけで、旅行?
涙子:何か問題でも?
陸也:いや、大有りだろ! 人がいなけりゃ良いって訳じゃねーし。大体南の孤島って……
涙子:ふふ、やっぱり若者には大自然での刺激も必要よねぇ(テントセット用意)
陸也:やっぱり無人島かよ! 無理っつか、生きて帰れねーってか……お前に何かあったらお前の婆さん辺りに絶対呪い殺される!
涙子:むぅ
陸也:……わ、わかった。デートしよう! どこが良い? ネズミの国か? 海か? いや、それとも今人気のショッピングモールとか、例のあの……空の塔って奴とかも良いンじゃね!?
涙子:陸也……
陸也:な、何だよ?
涙子:貴方少し慌て過ぎよ。冗談に決まってるでしょう
陸也:!? 冗談って………お、お前の冗談は洒落になんねーンだよ;;
涙子:そうかしら?
陸也:そうだよ
涙子:まぁ、でも良いわ。折角貴方が出掛ける気になったんですもの。デートしましょう
陸也:お前な……。結局、どこ行くんだよ?
涙子:そうねぇ。花屋敷(笑)
陸也:……やっぱお前ってアレだよな;;
涙子:何かしら?
陸也:何でもねーよ。ほら、行くなら早く行くぞ
涙子:はーい♪
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