2010-1-16 22:17
今日は出先で、躓いて階段から落ちそうになった老人を助けた。
年齢は90歳位か…。
あぁ、一応言っとくが
角都じゃねーからな?腰の曲がった小さい爺さんだ。
数えたら50段はありそうな長ーい階段の上の方からだったんで、オレが咄嗟に腕を掴んでなけりゃ‥良くても大怪我はしてただろうよ。
…あれ、今更だが戒律に「人を助けるな」って項目は無かったよな!?ジャシン様ァ!
まぁ今回は少し大目に見て欲しい所だが…。
助けた後、吃驚したのかその場に座り込み泣き出す爺さん…を、放っておけず暫く慰める。
…せめて無事に階段を下りられるまでは見届けたいと思うだろ?
で、落ち着くなり「有難う」と何度も頭を下げられ(マジ寿命縮まるかと思っt/←慣れない)「可能であれば少しお時間頂けませんか」と茶に誘われて…
まぁ急ぎの用があった訳じゃねーんで近場ならと付き合う事に。
喫茶店に入って聞いた話ではその爺さん、最近奥さんを亡くしたらしくてよ。
子供も作らなかったみてーで、丁度話し相手が欲しい時に周りに誰も居なかったから精神的に弱ってぼんやり?しちまう日が多くなってたんだと。
階段から落ちそうになった時、天国の奥さんに呼ばれたかと思ったとか(笑)
恨まれるような事をしてねェならそんな痛い呼ばれ方されねーだろと笑ったら、それはもう誰もが認める愛妻家でしたよと言うんで、それからは奥さんとの思い出話や色々話を聞いた。
相当奥さんの事好きだったんだろうな、と思ったぜ…
聞いた感じだと奥さんも良い人だったみてーだし。相思相愛っつーのかな。
何処行くも一緒、手を繋いで歩くのが好きだったとか。
そういう意味じゃ、何か…
あの階段でオレは、果たして爺さんの腕を掴んで良かったモンかとも少し考えたが、
奥さんは事故でも病気でもなく老衰だったらしくて、爺さんも出来る限り長生きしたいって言ってたんで少し安心したり。
「この世に生きる事は試練であって、神様から“まだ貴方にはこの世でやるべき事がありますよ、頑張りなさい”とお告げをされた様にも感じた」とも言ってた。
…成る程、そういう考え方もあるんだな。
取り敢えずは爺さんも無事だったし、何か元気も出た感じだったんで一件落着。
爺さんの年齢を聞き忘れたが、思えば角都も90過ぎてんだよな。
まぁ角都は普通の90代じゃねーけど(笑)
そして何が挽回かと言えば…
別れ際に「先程買ったお菓子ですが宜しければ貰って下さい」と渡された紙袋の中に小遣いが入ってたんだよ。
爺さんが手洗いに立った時か、入れてくれたんだと思う。
…金に縁遠い顔をした男(らしい)、飛段‥22歳。
これは名誉挽回への大きな一歩じゃねーか!?
締まらねー侭、気分でやったバトンを追記に。