ここを開いて初めての夜、ですね
では、一つ話を聞かせてあげましょう
初めての夜には、初めての話をしましょか
今夜の噺は、ギリシャの神の生まれを話を……
【母と子の結婚】
大地・ガイアがこの世に生まれたのは、何もかもがはっきりとしないカオスからだった。さらにガイアは、眠りながら天空・ウラノスを産み落としたのですよ。
ウラノスは、母親であるガイアと交わって地上に山々や青々てした木々、花々、それから鳥や獣を生み出した。
ウラノスが降らせた雨が大地に窪みに水を湛え、やがて湖や海ができた。
ガイアとウラノスからは、三人の百腕巨人(ヘカトンケイル)、同じく三人の一眼巨人(キユクロブス)、それから多くの巨新(テタン)族が生まれるのです。
けれどもウラノスは、兄弟であり息子でもある彼らに権力を奪われるのを恐れて、残酷なことに彼らを母なる大地の最も奥深いタルタロス(地獄)に幽閉してしまったのさ…。
ギリシャ神話の一番初め
神の噺はここから始まるのです
けんど、やっぱり
ギリシャ神話にも、日本の神話にも同じことは伺えるんやねぇ
さあさ、今夜の噺は、これでしまいです
また、続きの話をしてさしあげますよ
だから、おやすみなさい