この文章は、特に大きな作品を世に出すことができていないその辺の一視聴者が、ネットの片隅でこの監督の作品のここが好きじゃないということをつらつらと愚痴っぽく並べているだけのものです。
この文章に需要があるとしたら、自分と同じようにモヤっとしている方が共感することができるかも?くらいです。
自分の気持ちを整理するためにも書いた文章なので、H監督やS監督の作品がお好きな方は読まないほうが良いと思います。
でも、S監督に関しては、別の監督の別の作品をまるまるコピーしたシーンを作り、指摘されても放置している無責任な監督、ということは知っておいた上で、作品が好きというようにしたほうが良いとは思っています。
話を戻し、元々H監督の作品に対して、良い感情を持っていなかったのですが、先日、放送する番組の公式Twitterの呟きがあまりにも気持ち悪かったため、上映当時にも不快に思っていた気持ちが再び呼び起こされたことによっての文章です。
モヤモヤとする監督作品の気になることを自分なりに吐き出します。
以下追記に続けます
金曜日に放映される映画番組で、新作映画上映に合わせて夏に放映されることが多いH監督作品が嫌いな人は、前世からの作品で一般的にも人気が出たS監督の作品も嫌いというような呟きを見かけて腑に落ちたので
嫌いというより、モヤ、モヤ、とストーリーやキャラの不自然さが積み重なりずっと気になり、違和感が仕事しまくりで好きになれないままストーリーが終わるというそんな印象です。
良いところとしては、どちらの監督も画の作り方はきれいだと思います。(S監督の方は、全く別の作品のシーンをそのままコピーしたシーンがあると知ったので、ブレイクした作品を観ていなくて良かったと思いました…そしてこれからももう観ません)
個人的に、作品を好きになるきっかけは、
・登場人物を好きになる(かわいいとか、かっこいいとか、応援したいとか、こいつヤバい!とか)
・ストーリーがよい(多少のアラは気にならないパワーがある、または物語の流れがとても自然で隙がない)
(文字作品以外)画が好み(線や色使いが心地よい、とにかくこだわりや熱意を感じるなど)
考察厨では無く、あまりストーリーを深読みしないタイプなので、ストーリーに関しての受け止め方は起で惹き込まれ承転結は積み重ね型です。
なので、序盤の掴みでストーリーに惹き込んでもらえれば、物語の世界に入り込み、登場人物を好きになり、更に最後をきれいにまとめていただければバッドエンドでも概ね満足します。
序盤でそこまで惹き込まれなかった場合、シーンごと、登場人物の行動ごとに好感を持つとプラス、逆に登場人物の行動にモヤっとイラッとするとマイナスが積み重ねられ、プラスとマイナスは打ち消されずそれぞれ溜まっていくイメージです。
最終的にマイナスの方が多いと、面白くない、好みじゃない作品となります。
前置き長すぎですが、H監督の作品について
それまでの作品も話題になっていましたが、ちゃんと作品に触れたのは、おおかみの作品の小説版でした。
映画を見に行く前に、小説を読んでみようと思い立ち手に取りましたが、見事にモヤモヤだらけになって、映画を見に行くことをやめました。
小説では、監督の作品の見所である画が無いことも大きかったかもしれません。(でも、おおかみの姿のデザインはかわいくないです)
小説は500円前後で購入したので、映画を見に行くよりは安い出費で良かったです。
完全ファンタジー世界ならまだ良かったかもしれませんが、舞台が現代日本なのが良くないなと思いながら読了しました。
作品に対しては、公開当時からたくさんの方が指摘していることと、自分が気になったところに大きな違いは無いです。
(監督が)ふたごではなく年子にしたくて無計画出産とか、母をシングルにするためにゴミにされた父とか、亡くなった後にこどもの体調不良で途方に暮れるとか(今まではどうしてた?)、児相悪者とか、ひとりDAS●村とか、長女の冷遇とか、10歳前後で子育て終わり?など色々あります。
1番意味が分からなかったのは、狼か人間かどちらで生きていくのか選ばせたことです。父はどちらでもあったはずなのに、こどもたちはなぜか選ばせるという。どちらの性質も持ったまま生きていくのは…だめだったんでしょうね。感動的!なかわいい息子との別れのシーンに持って行けないから…という脚本の都合が透けてしまうのも良くないなと思います。
おおかみこどもを否定するラストが1番モヤっとポイントです。タイトルだし、その設定を推したいはずなのに否定的なストーリーにしてしまうのかと…。
その後、1つの作品で判断するのもな…ということで、別の作品も放送した際に観ました。
タイムリープの作品は、ショートカットで爽やかな見た目の主人公の性格が悪くて好みではありませんでした。プリン?を何度も食べたり、告白を何度も無効にしたり、でも男子とキャッチボールはするのか…とかが気になりました。
夏の作品は、おばあさんが電話をかけまくるシーンが嫌でした。しかもアドバイスするでもなく、相手にしっかりしな!のような内容を怒鳴るだけ…
なんで、非常時にそんな迷惑なことするんだ!?と思っていたら、その後でさすがばーちゃんと言われていて、さっきのはばーちゃんすげーシーンだったのか!?と衝撃を受け、もうこの監督は自分の感覚とは合わないんだなと結論づけました…。
おばあさんから電話をかけまくるんじゃなくて、相手から相談の電話がかかってくるんだったら、ばーちゃんすげーになったと思います…。
というようなモヤモヤが積み重ねられ、なぜ人気か分からない監督の作品がまたファミリー映画の装いで今年も世に放たれるんだな…と映画を見に行ったときに貼ってあったポスターを見て、思うなどしました。
H監督の隠そうとしない性癖が剥き出しな一方、ジブ●風味ファミリー向け映画として宣伝するのもまた気持ちが悪いです。
作中で男女の●行為が描写されているのに、年齢制限が無いのは、ファミリー映画として売り出したいからなのでしょうが、それもまた気持ちが悪いです。
ファミリー向けのアニメ映画で●行為のシーンがある作品は他にもあるのか?あったら教えてほしいです。
一部のマニア向け、大人向けとしてのアニメ映画なら、そういった描写も良いと思います。私もこの作品は合わないからいいや、で終わらせることもできます。
でも、興行収入的にもファミリー向けアニメ映画としたい思惑が透けているので厄介です。
ファミリー映画にしたいのなら、大人視点の身勝手な欲望は封印して欲しいし、どうしても表現したいのならファミリー映画のような宣伝の仕方はやめてほしいです。どうしてどちらかにできないんでしょうか…この監督の作品が取り上げられる度に暗い気持ちになります。
S監督は、前世からの作品が話題になる何年か前に、作品をまとめたDVDをレンタルしたことがあるのですが、なぜか序盤で惹き込まれず、最後まで見ずに返却しました。こちらは明確な理由は分からないのですが、合わないんだなと思いました。
我ながらまとまりの無い文章ですが、また何か気がついたら追記しようかな、と思っています。