1000年女王キャラは個性豊かというより癖の強い人々が多かった気がします。ある者は主人公に異常なまでに執着したり、ある者は自己中なエゴイストだったり、ある者はよくわからない奴だったり・・・そんな中比較的彼は地味キャラのカテゴリーに入るのではないだろうか。男の名は夜森大介、本名ラー・エルス・ミリュー。原作は茶色、アニメは人間ではあり得ない緑色の髪の持ち主
夜森の軌跡は以下の通り
(原作)最初始をバカにしていたが、次第に仲良くなる。最後はファラの銃弾から始をかばって死亡。
(TV版)地球人に肩入れする弥生に反旗をひる返す愛国主義の青年。最後はミライと相討ちになる。当初は原作通り始とそれなりに仲良くなる予定であったが諸事情でもの凄い嫌な性格になってた
(劇場版)三度の飯より女王好き好き大好っきー!最後はラーメタル艦に特攻。
ごらんのように設定が全く異なるのも特徴の一つである。ここでは、原作の夜森さんについて書きます。
夜森はコミックス第1巻から登場してます。当初は始のパイロットの教育指揮官という立場(ここではまだ夜森大介という名前は記載されていなかった)で、始をコケにしています。
彼らに進展があったのはコミックス2巻。遊星ラーメタルが太陽系の軌道から逸れて永遠に凍りついた惑星となる原因の根源暗黒太陽ラーの状況を弥生の命で見に行った時。たまたま通りかかったレオパルド指令の艦にぶつかってしまい夜森と始は一時的捕虜になります。(夜森艦に乗ってた他の乗員は放置)
レオパルド指令は生粋のラーメタル人で地球人の事をよく知らず始を見た際「サル」と呼び、二人を解放した時は、「その人間を置いてく気はないか?ペットにして飼育してみると面白いかもしれん」と人権ガン無視発言。当然始はプライドが傷つけられ怒り心頭。始の「あんたも僕をそんな目で見てるのか?」という問いに夜森は・・・
俺は地球で育ったんだ。おまえも俺も同じだと思っているよ
な・・・んだ、と・・・?夜森がラーメタル産まれの地球育ちという設定より始を同格に見ていたという事に驚きました。今まで散々ボロックソに言ってた奴と同一人物とは思えません。レオパルド指令にひっぱたかれたショックでおかしくなったのだろうか・・・単に気休めなのか
この後も始を友達だと言い始め、良いやつだなと褒めまくる夜森さん一体どうしちゃったの?!そして最終巻コミックス5巻で夜森さんはデラマースと名乗るアンドロイドに変装して出てきます。その奇抜な格好から零士先生のセンスが伺いしれます
しかしこんな格好をしたにも関わらず弥生&ミライにはすぐバレてしまい、後に始にもバレるというマヌケっぷりを披露してくれます。
特にミライにバレた時は弥生の前の女王と愛し合ってた原人ソフ(始の直系の祖先)を嫉妬にかられて殺したことが明らかにされます。1000年間変わらず女王を愛し続けてるとか相当なもんですね。彼なら余裕で一万年と二千年前から愛せる事でしょう
んで、ラスト近くで死亡してジ・エンドなわけですが面白い箇所があったので紹介しておきます。
前述した通り夜森は弥生こと1000年女王を愛してます。コミックス3巻で弥生が大切な人(婚約者のファラ)と通信してると聞いてちょっとやきもちを感じます。実際に弥生が来た時始にその事でからかわれます
そして弥生のこの顔であるwwww何と冷たい表情なんでしょう、というより夜森の顔にドン引きしてるよねこれ。「なにコイツ照れてんの・・・マジないわ〜引くわ〜」という台詞が似合うぜ
以上です。さっぱりまとめるつもりがgdgdな長文になってしまいまんた(笑)ちょっと弥生について書きたいので追記に続きます