【Short×3 Story】†コナンvsルパン



18/05/27 20:39 Sun

傾きかけた陽の下、賑やかな声が響く。
学校帰りの小学生の一団が門を抜け駆け足で帰路に着いたその中に、ふと一瞬足を止める子が一人。青いジャケットと赤い蝶ネクタイが特徴的なその子は、一緒に歩いていたと思われる子供達に呼ばれ直ぐに歩を早めた。



数十分後、その子の姿は公園にあった。
軽く辺りを見回し、一人言では無い大きさで喋り出す。
「いるんでしょ?」
枯れた葉の、コンクリートを滑る音。裸の桜の樹。
「ねえ、パーパ」
大人のような、にこりでは無い笑顔を口元に、その子は言う。子供のような声で。
「パパって呼ぶな」
公園の外を歩く勤め人達のざわめきを聞いて暫く、枯れ葉を踏んで樹の影から現れたのは黒ずくめの男だった。
「捕まりに来たの?」
挑むような眼で見上げるその子を見下ろし、男もニヤリと笑う。
「いーや。ボウズをゲームに誘いに来た」
黒いジャケットに黒いハット。ハットから覗く半端に伸ばされた髪と髭。明らかに怪しい男は、しかし確かにその子の知り合いであるようだった。
両の手をスラックスのポケットに突っ込んだまま背を曲げ、その子の目を覗き込んだ男は宣う。

「俺と泥棒を捕まえにいかねぇか」




続かない



書きたいところだけー。
映画の次元と五ェ門も頑張って考えたーーの下り、ルパンが二人をばかにしてるみたいに聞こえてちょっとおかしいな、て思っていた。けど、最初からガキンチョを巻き込む計画なら、どの程度まで子供に解けるのか測りかねたんだよ、ってことですよね!





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