流石に残酷ブルーネタだけではどうかと思うので、親が昼寝…正しくは夕寝ですか(笑)
とりあえず寝ている間に、ネタ帳のネタを軽く書き遺しておきますね。
書き散らしのネタなので突然始まり唐突に終わります。
それでも良かったらどうぞ!
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最初は近未来、サイバーパンク系。
でも日常話。←設定の意味がない
「愛って大切だね」
「止めてくれ、お前が語れるほど愛は安いものではない」
冷めた表情でルルーシュはそう切り捨てる。
お気に入りの雑誌の新刊を見ながら、僕に一瞥すらくれないまま。
「酷!」
でも、そんな事を言いながら僕の手を握る君が、僕は好きだよ。
こうして何でもないひと時を過ごしたり、じゃれ合ったり、時には出掛けたりして『現実』の思い出を増やす事。
何でもデジタル化が良いんじゃないって、君が教えてくれた。
宇宙より広いかもしれない電子と記号で造られた情報の海。
何もかもが数値化される。
文字も、犬も、景色も人も、果てには思考や思いも。
限りなくリアルな仮想現実はとても優しくて。
現実世界よりもそっちに居る方が心地よさそうな気がしていたのだけど。
「疑似感触も悪くないけど、この気持ち悪さが良いよね」
「悪かったな、冷え症で」
造られた再現感触は、リアルっぽいけれど所詮偽物。
ぷにぷにと気持ちよく温かくても、汗もなければ匂いもない。
あくまで統計学上の理想を描いたものでしかなくて、プログラム以上の事を要求すれば決まりきった『エラー:E007 認識できませんでした』という反応しかないのはつまらないのだと。
僕はルルーシュから学んだ。
「何拗ねてるの、違うよ。君の手が好きだなぁって、そう思っただけ」
ルルーシュは笑うだけじゃない。
結構面倒な、面倒なんて言葉じゃ済まない複雑骨折した性格だし、短気だから直ぐ怒る。
だけど、それが良い。
「…変な奴」
「あのね、恋人に向かって変な奴ってあんまりじゃない?」
「人間の癖にネット世界に引き籠りしていた男が、変じゃないとでも?」
「今は引き籠りじゃないよ!超リア充!!」
「…」
花言葉騎士皇子
かくれんぼは、見つかるからかくれんぼ。
不意に居なくなる主を探すのは、もう日常茶飯事と言って良い事だった。
普段は尊大な皇子様は存外に寂しがり屋さんなのだと、誰が知っているだろうか。
「…いや、知らなくて良いんだけど、うん」
彼が溺愛している妹君達の様に堂々と甘える術を知らずに育ってしまった彼は、それはそれは分かりにくい方法で甘える。
それも、唐突に。
「甘えてくれるのは嬉しいんだよ。ただ、こう、時を選んでほしいだけで…っ」
クロヴィス殿下とお約束まで、もう残り1時間もない。
テラスのセットは完璧だし、お迎えの準備も出来ている。
しかし一番大切な主人の用意が、全く出来ていないのだ。
「服装はとりあえず5種類選んでおいたからそれのどれかにしてもらうとしても、また髪の毛に葉っぱをつけてたり顔を汚してたら…、あぁ、もうルルーシュ!」
それでも、仕方ないなぁとどこかデレデレとしてしまう僕は、もう末期だろうな。
君の携帯を、まだ捨てれらずにいる。
本当は直ぐにでも基盤を壊して、破棄すべきだと分かっているのに。
ゼロの仮面とともに受け継いだ君(ゼロ)の部屋の中にある、執務机の一番下。
鍵のかかるその引き出しの中にそっと、入れたままにしている。
几帳面な君らしい、痛みの少ない携帯。
ナナリーの代わりにロロを送り込んだ時、一度回収させて改竄させてもらったのだけど、いつの間にやら中のメモリーを復活させてる辺り、君らしい。
あ、ごめん、君には悪いと思ったけど、中見ちゃったんだ。
まぁ良いよね。
こんなの残す、君が悪いんだもの。
中見は当然と言えばそうだけど、ナナリーばかり。
どうやって復旧したのかは永遠に謎のままだけど、メールは勿論画像まで、本当に君のシスコンは相変わらずだね。
意外にも、ロロのフォルダが残っていたのはびっくりしたけど。
全てに保護設定を掛ける辺り、でも君らしい。
そして、一つだけあった名無しのフォルダ。
君らしくないフォルダ10というタイトルのその中身。
そこには、僕が居た。
二人に比べたら圧倒的に少ない。
当たり前だ、僕はラウンズになるまで携帯を持つ事は許されなかったのだから。
別にそれに対して何かを想ったわけじゃない。
ただ、その少ない画像とメール。
そう。
お互い腹の中を探っていた、あの時のメールまで彼は保存していたんだ。
二人と同じく全てに保護を掛けて。
ねぇ、ルルーシュ。
君は一体僕に、何を想っていた。
君は僕の事、まだ好きでいて、くれたの。
最後にスザルル別れ話。
スザクが酷い男(一般常識的に)で、名前こそ出ていないですが、
スザク×女表現あり。
本当は隔離部屋にでも書こうと思って、でも長くなるので止めた話です。
色んな意味で
痛い描写があるので、それが苦手な方はおやめください。
ルルーシュが痛くても、
スザルルなら何でもOK!という勇者だけ[続きを読む]で読んでくださいませ。