NASA=アメリカ航空宇宙局は30日、火星探査車の打ち上げに成功しました。

探査車は来年2月に火星に着陸して、生命の痕跡を探す予定です。


フロリダ州から打ち上げられたのは、NASAの火星探査車「パーシビアランス」を搭載したロケットで、およそ7か月飛行を続け、来年2月中旬に火星の表面に着陸する予定です。

日本語で「忍耐」という意味の探査車「パーシビアランス」は、過酷な火星の地表を移動しながら生命の痕跡を探すほか、岩石や土砂を採取することになっていて、10年以上かけてサンプルを地球に持ち帰る計画です。

また、探査車にはヘリコプターも搭載されていて、地球以外の惑星で初めての動力飛行にも挑みます。

火星探査をめぐっては、中国も1週間前に探査機の打ち上げに成功し、アメリカと同じく来年2月の到達を目指していて、宇宙開発でも米中の覇権争いが繰り広げられています。
(7/31)1:28