米格付け大手のS&Pグローバル・レーティングとムーディーズ・インベスターズ・サービスは17日、トルコリラの急落を受け、トルコ国債などを格下げした。S&Pは輸入物価の上昇などで消費が低迷し、2019年は景気後退に陥ると予想。財政にも悪影響を及ぼすとみている。
S&Pは、ともに投機的水準だった、外貨建てとリラ建ての長期国債の格付けについて、それぞれ「BBマイナス」から「Bプラス」に、「BB」から「BBマイナス」に1段階引き下げた。