6月3日、故松本零士先生のお別れの会が開かれました。その日は台風が接近してた事もあり大雨。にも関わらず一般人の参列者はとても多く長蛇の列だったそうです。いかに零士先生が偉大だったかわかりますね。さて、2月の訃報から幾分気落ちしてましたが私自身に故人を振り返る余裕が出てきましたので私が零士先生の作品に出会ったいきさつをお話しします。
私が零士先生の作品に出会ったのはBS2で放送されていた銀河鉄道999のTVアニメ版でした。(余談ですが当時のBS2のゴールデンでは水にTV版1000年女王、木金にTV版999を放送してました)初めて観た回は第62話夜のない街でした。その回を観て「何このアニメ超面白いじゃん!」と一気にどハマりし毎週の放送をとても楽しみに観てました。そしていつしか私は星野鉄郎に恋愛感情を抱いてました。しかし終わりは突然でした。私はいつもの時間に違う番組がやってる事で999は終わった事を知り大ショックを受けました。ショックのあまりしばらくは精神安定剤を常飲してないと寝れないくらいでした。それくらい999は私の中で大きな割合を占めていたのです。
さらにそこから数年後たまたま観たTVに野沢雅子さんが出ており「僕星野鉄郎、ねえメーテル僕たち今どこにいるの?TBS?(以下記憶欠落)」鉄郎の声を出してたのを観てたのですが参考画像にTV版の鉄郎の顔が出ており「あれ・・・鉄郎ってこんなに可愛かったっけ・・・」と今で言う萌えの感情を抱いたのですが当時はまだ萌えブームの前でしたので普通に鉄郎可愛いなと思ってました。またこの頃に松本零士の全てという本を買って、紹介されてる漫画読みたい!と思って調べたら全部絶版でガッカリした事もあります。
その後上京した私はヤフオクで零士漫画を狂った様に落札しまくってたのですが、古い漫画が置いてあるまんだらけという店がある事を知りそこで松本漫画を買い始めました。
これは個人的ですが松本漫画って最初はとっつきにくくてやや難解なんですけど読み返す内に段々と面白味が増してくるんですよね。んであの独特な言い回しとか松本美女とチビのガニ股が主人公とか毎回同じなんですけど零士流様式美と言いますか、松本作品の雰囲気が好きだなと思った時点でもう沼ってるんですよね。
話を戻しますとまんだらけには漫画の他にグッズ等も売っており999の関連本も買い始めました。またこの頃にはcscでブログ開設(エムブロに移転する前)し999萌えを吐き出したり、YouTubeで違法配信されてたTV版999を観たり、TV版のDVDを買って狂喜乱舞したり充実した日々を送っていました。そう、私の人生は松本漫画に出会って楽しくなっていたのです。私をオタクにしたのは手塚治虫神ですがオタク生活の楽しさを教えてくれたのは松本零士先生でした。
零士先生、私はあなたの作品に出会ってなかったら恐らく零士先生の名前すら知る事もなかったと思います。私は松本零士ブームより後に生まれた人間ですが私の中では松本零士ブームは永遠に続いています。松本漫画に出会えて本当に良かった!!