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四日目、調べる

四日目、ここへ来てようやくベタの生態を調べる。

結局、尾鰭の穴は一晩経過すると、何ごとも無かった様に塞がっていた。
塞がった尾鰭の小さな穴への興味もあり、この日はベタについてみっちり調べる事に。

まず、尾鰭の小さな穴はピンホールと言う症状だった。強いストレスを感じると発症するらしい。
今回の場合は水槽への乱暴な移し替えによる、急激な水質変化と温度変化…と言った辺りだろうか?
病気では無いので様子見で問題ないらしい。

そして、出てくる出てくる、色々な物や手間が。
様々な手解きサイトにもベタは丈夫な魚類と記述があるけれど、十分に神経質で飼育も面倒と言うのが正直な印象。
初期費、維持費も沢山掛かる上に、私は夜間に響く水槽のジョボジョボ音が大嫌い。
ベタ愛好家の方には信じられない所業の様ですが、この時点で無機材飼育を決めた。

それなりに動物飼育を経験した私が、アクアリウムを避け続けて来たのは、どんな動物よりもお金と手間が掛かってしまうから。
そして、停電したら終わりだから。

三日目、移し替える

三日目、水量1.5L(たぶん)のケースにベタを移し替える。

これまで、哺乳類ばかり飼育して来たので、アクアリウム用品を取扱うショップの少なさに驚く。
そんな中でも、何とか発見したショップで、ベタにはアナカリスが良いと教わる。水草があれば何かと都合良いからと購入、一束250円。安いの?高いの?
後に、水辺であれば自生している事を知り、購入を後悔。

店員に機材無しでの飼育も可能だが、あれば確実だと言われる。
アクアリウムはお金持ちが行う趣味だと思っている私、やはりそうかと落胆するも、水草以外は購入せず。

帰宅後、カルキを抜いた水道水を前述の透明ケースに入れ、瓶の水ごとベタを投入する。
後にこれが大間違いと知るも、ベタは元気に泳いでいた(ように見えた)。

ちなみに、同日に購入したアナカリス、ショップで販売されていた時の管理が非常に悪い様に見えた。
なので、数日ほど水に浸け置く事にする。

そして、この日、始めてのフレアリングをさせる。
一日十分間、体調が悪くなければ行う様に店員から言われるが、魚の体調の良し悪しが分からず。餌を与える前に鏡を見せてみると、綺麗で感動、気付けば十分を超過。
この時、夜の九時頃、尾鰭に2ミリの穴を発見する。

二日目、疑問を抱く

二日目、早くも疑問を抱き始めた。

頂いてから一晩経過した瓶の中は、驚くほど汚かった。
瓶底に沈澱する餌の食べかすと糞、窮屈な住処を必死でベタが動くと、それらがブワアと巻き上がった。

なんだか、初めてベタが可哀想に思えた。
寿命は約二年間と言われたが、今の環境下では、二年は保つまいと確信する。
とりあえず、水槽を大きくしようと、使用していない15センチ角の透明ケースを発見。
コストコで購入した犬用ボーロの菓子ボトル、ゼロ円。

とは言っても、我が家にはカルキ抜きが無い。
薬剤が無くてもカルキは抜けるので、2Lのペットボトルに水道水を入れて日光にさらす。
プラスプーンで可能な限り汚物を取り除き、ベタにはもう一日だけ瓶詰め飼育を我慢して貰う事に。
糞で水を汚すのを防ぐ為、餌も我慢して貰う事に。

この時点で返却を考えるも、我が家の猫がベタの側を離れないので、飼育を決意。

一日目、ベタを頂く

一日目、知人から瓶詰めベタを頂く、ゼロ円。

知人曰わく、瓶のままで終生飼育出来る上、水換えは三日に一度でOK。とにかく、丈夫で管理が簡単らしいので、頂戴する事にした。
サービスで5センチ程の水草を入れて貰う、名称不明、オカヒジキみたいな水草。
流石にエサまで貰うのは気が引けたので、勧められた金魚用の餌を購入、300円。


思えば、私が初めてベタを知ったのは、中学生の時に購入した『ソロモンの指輪』でした。
第四章『魚の血』で書かれるトウギョがベタだと知ったのは、まさに上記の日だけど。

同著書の第二章はアクアリウムの話、金も掛からず手間要らずと言う内容。そして、知人の言葉。
信じた私がバカでした。
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