SHAMAN KING THE SUPER STAR1巻感想

昨日眠れなくてKC版フラワーズ読んでたらまだ感想記事書いてないの思い出したので。

限定版買ったのでステッカーとプロローグ冊子ついてました。
ステッカーは使い道がいまいちよくわかりませんが、プロローグ冊子の色々絡み合って何か始まりそう感はワクワクしますね。
というかプロローグ冊子表紙のゴツいバイク乗ってるアルミのカラーがすごく好きです。
スーパースター本編もアルミ中心に進んでるので、プロローグ冊子と単行本表紙絵逆のほうが良かったのでは…?と真面目に考えてしまうのですが、あのマンキンの新章だよ!と売り出すには葉くん見せるしかないだろうからしょうがないんでしょうか。


とりあえず大雑把な感想としてはアルミちゃん可愛い。
マンタリテでの初登場時は何こいつって印象強くてどちらかというと苦手だったけど、フラワーズで明るい性格になって可愛く見えてきて、この話でも振る舞いが明るくて一生懸命やってるのがいいなって思います。

むしろ連載フラワーズ読み返したとき、花の性格に好感持てる要素なくて見ててキツかったです。
なんと言えばいいか、ネットで悪口書くのが生きがいになってる人たちのような発言多くて、もはや葉とアンナの息子であることがキャラとしての最大の魅力みたいになっててなんだかなって…
スーパースターで花の印象良くなったらこれからもっと楽しく読めそうだけど、まだ出番が無に等しいのでなんとも。

内容としては、アルミが桜井さんを花の持霊にするために長野で手がかり探ってたら青梅の爺さんに命狙われて…みたいな感じ。
そういえばアルミが欲しがってるものがなんなのか明言されていないけど、桜井の霊でO.S.作るための媒介か何かだろうか。
アルミとモリソンやゴーストたちのほのぼのしたやりとりとか、途中のデスゼロ回のドッグファイトが好きです。
正直私メカ系への関心そんなに強くないので軍艦の薀蓄とかは読み流してるんですが、デスゼロの戦闘機バトルは読み切りのやつもなんとなく好きで、今回やってることほぼ同じだけど絵の迫力が段違いで良い。
というかデスゼロ周りってあの読み切りだとわからないことが多すぎるので、この一件通して掘り下げてくれるなら嬉しいと思いつつ未だ何もわからなくて突っ込みづらい。

言ってしまうとこの作品自体がマンキン無印・仏ゾーン・デスゼロとフラワーズを繋ぐのが目的の話なのか、フラワーズの続きをやるのが目的で、そのために今までの補足を入れてる状況なのかいまいち読めなくてなんかよくわからないんですよね…
とりあえずフラワーズやUJユンボルみたく途中で消えずに最後までやりきって欲しい気持ちです。


猫ヶ原3巻感想

4・5巻出たのにまだ感想書いてないのに気がついたので(毎回このパターン)
あとつなビィでマンキンの話しようと思ったらつなビィ逝ってたので…
どうやら復旧は困難な様子で、つなビィはこのままダメになってしまうんでしょうか…
データのログとってないの失敗だったかな……


毎回言ってますがカラーが綺麗で目の保養になります。
今見ると、猫ヶ原でのこのカラーがマンキンKC完結版でのあの水彩っぽい雰囲気につながってたんだろうなと思います。
冒頭から突然再登場したおミケ可愛い。
「三匹が着る!」「濃江(ノルエ)の森」「奴の縄。」「折れ折れ鷺(さぎ)」だのサブタイがかっ飛ばしてて目次見てるだけで笑えました。そしてノラ千代の過去編がルローキティ。

この巻はおミケの前だと全力でカッコつけるノラ千代が面白かったです。
ヤク中だったり厠に潜んでクセエクセエ言われてたり木に腰振ってるの見せられた後だと白々しいにも程がある…
でも改めて一話見ると、おミケと絡んでるときのノラ千代さんマジカッコつけ。

そして獅子若さんについてもちょっと掘り下げられましたね。
獅子若と父上の会話、なんとなくマルコとリゼルグを彷彿とさせます。
「自らは何も考えず、善悪の基準なしに力ある者のみを信じるのを腰抜けと私は言う」の台詞、良いこと言ってるなと思ったんですが相手がアレなんで「すげえどうでもいい」と一蹴……
みんながスマホ持って色んな人の考えがネットで見れる今の世の中、ガチで自分の考え持ってない(または考えあっても自分の言葉で表現できず他人の言葉借りるだけ)人間は意外に多いと感じること増えたのでね。
獅子若さんの騙し討ち戦法、卑怯と自覚してて目的のためにやってるから清々しさすら感じてきました。

鉄兵衛の一件からなんだかんだショー斗も「父みたいになりたくない」と意志固めて、目的同じなら三匹で行動しようぜってノラ千代が持ちかけて揉めたところで、みんなお尋ね者になったと明らかに…
この三匹、なんだかんだいい組み合わせになってきてますね。
猫相書きに「似てぬ」と突っ込む獅子若さんが好きです。
自分はもっと美形だと自覚してんだなってのが滲み出てていい。

アビ平は現状底知れぬ部分多すぎて怖い……
そんでノラ千代の刀折られて三匹で逃げて一休み中にノラ千代の過去話する流れで終わり。
「お前の話聞かせてくれないか」と言われて「誰が言うかよ」と言いつつ「他言無用だ」と語りだすノラ千代さん面白い。コントみたいで。


そういえばマンキン新章と入れ替わりで猫ヶ原の連載終了したようですが、これもう残りは過去話やってショー斗のオヤジんとこ乗り込んでゴタゴタやって終わりって流れなんでしょうか…

あと4・5巻が近所の本屋で入荷してくれるのか地味に心配(毎回言ってる)
なかったら通販するだけですけど、新刊コーナーから目的のもの見つける喜びが欲しい。


猫ヶ原2巻感想

来月三巻出るらしいのでまだ書いてなかった二巻感想。
一巻感想で置いてる本屋探すの大変だったとか書いてますが、一巻置いてた本屋で二巻も入荷してたのでよかったです。


まずはやっぱり表紙や冒頭のカラー絵綺麗でいいな、という印象。
でも一巻冒頭のが好きです。あれは好みど真ん中すぎていつ見ても目が幸せです。
前巻ラストに出てきた黒猫のムクロさん、セクシーかつ意外と初心っぽくて嫌いじゃないけど、体格が妙に人間みたいですね…
体真っ黒じゃなくてトーンか白だったら猫耳と尻尾生えた人間キャラに見間違えそうです。黒いからそうでもなかったんですけど。
登場時に黒ネコが闇夜に立つんじゃねえとノラ千代がビビってますが、夜に黒猫みると闇に紛れすぎて一瞬ビビるのよくわかります……(たまに近所で見かける)

そしてこの巻も下ネタの飛ばしっぷりがすごかったです。
武井さんの下ネタって基本小学生のような幼いネタにさらっと生々しいの混ぜたり混ぜなかったりってイメージなのですが、今回は生々しさ強めな印象でした。
木に腰振ってるのは端から見ててアウトじゃないですか(?)
それに「刀は抜かないけど別のモン抜いてもらう」だの、ショー斗とやりあったときの決め手が金的だの……
金的シーンに見開き使い、倒れるまでにもう2ページ使う豪快なページ配分が武井さんらしい感じします。
しかし最近は読んでて時々『そこに大ゴマや見開き使う必要あるのか…?』と首ひねるところもあったりしてちょっと残念です。
というか、ネコの世界だから読者目線では裸見ても恥ずかしくないはずなのに、みんな着物着てるからかこの巻ほぼ素っ裸だったノラ千代見てて、人間キャラの素っ裸見てるような恥ずかしさがありました。
擬人化されて二足歩行してるからでしょうかね?回想で四足歩行してるのは気になりませんでしたし。
まあ、でも人間のオッサンの裸は別に見たくないのでノラ千代が猫で良かったです(?)

二巻では一巻よりショー斗がかっこよかったです。意外とやるなこいつ…
出てくるなり「こいつ本当に生きてやがった」「しかも元気に木い使ってるとかいきなり軽く想像を絶するぜ」といいツッコミかましてるのが好きです。
しかも殺したい相手に「シュミはネコそれぞれ」なんてフォローしてて、良い奴だ……笑
まさかのノラ千代との因縁も明らかになり、これからどんどん話に食い込んでいきそうな気配がしてきました。
父の利寛がなんだかヤバそうなネコを多数従えているのもわかって、なんだかきな臭い雰囲気に。
それと獅子若さんはこれからどうするんでしょうか。
妙に小物っぽいところが面白いのであっさり死亡退場されたら悲しいですが、頭は回るタイプでしょうし簡単には消えないと思ってますがどうなるやら。
ショー斗に話を戻すと、ノラ千代に噛まれて息も絶え絶えな姿がエグくて、一巻感想で密かに恐れてた通りこのまま死ぬんじゃ…と覚悟決めてたらそこからなんやかんやで復活して逆にノラ千代倒したのですげえと思いました。
ショー斗自身の本来の武器は剣玉だったんですね。
紐の先に何かついてるような武器操って「先っちょのが本体だと思うだろうが紐が本体だ」ってパターンどこかで見たような…と記憶探ってたらマンキンのリゼルグだったことに気づきました。マンキンなら連想しても仕方ないですね。
オチの引き見ててしばらくショー斗の退場ないかもなって思えてきたのでそこは安心。

番外の『憂さ晴らし、噂噺家』はテンポとギャグノリが武井さんらしくて気楽に読めました。
ノラ千代さん、強盗ヤ○中変態さらにはクセエと散々な言われよう…でも「タマにはフロでも入りに行くか!!!」と妙に爽やかなオチ。
『のぶニャがの野望』コラボはそっちのゲームにも日本史にも疎いのでなんとなく雰囲気だけ受け取っておきます。
歴史科目は疎いとか通り越してガチで苦手だったのでね……


猫ヶ原1巻感想

そういえば最近二巻出たのに一巻の感想まだ書いてなかったなと。
武井さん、ここ数年は色んな雑誌で描くようになったなって印象です。
マイナー誌で描くのはいいんですが、田舎住みとしてはその辺の本屋で単行本見つけにくいのが難点です。
一巻探すのもちょっと大変でした…
なので二巻は一巻置いてた本屋になかったら諦めてネット通販しようかなぁとぼんやり考えてます。


まず、とにかくカラーが綺麗です。
武井さんのカラー絵は明暗のグラデ柔らかい場所とハッキリしてる場所のメリハリとかすごく好きです。
中身の冒頭数ページはカラーなのですが、そこで影の部分に青や緑混ざってて、こういう色使い好みなのでいくらでも見ていられます。
おそらくカラーも中のモノクロ原稿もデジタルだと思うのですが、アナログ風な処理してて作画に手が込んでるなぁという印象です。

内容的には、ノラ千代という名前は可愛いけど超渋いオッサン猫がさすらいながら色々斬ったり斬らなかったりする感じですかね。
正直、こういう動物を擬人化したような作品を普段好んで読まないので肌に合うか不安でしたが、読んでみると好きな作家だからかすんなり受け入れられました。
武井さんは元々デフォルメ強い絵柄なので、むしろ擬人化と相性いいのかもしれません。
全体的に作画に気合入ってて、筆ノッてそうだという印象受けました。
基本は時代劇のノリを猫社会にスライドさせててまさしく擬人化のように見えましたが、ところどころに垣間見える猫要素が面白かったです。
マタタビをシャブ扱いや厠に猫砂、猫相書き(にゃんそうがき)など、つい笑いました。

ノラ千代は一話の時点だと渋い伊達猫って雰囲気でしたが、回が進むにつれてヤク中(※マタタビ)だったり目的のためには手段を選ばなかったり、様々な面を見せてました。
吼えたり死にかけたりといった極限状態での顔がすごいことに。
みっともない面も見せまくってるのに、どこか筋通っててカッコよく見えました。
単純に野良と言われたら自由で無法でだからこその不便も多いってイメージですが、生きてやりたいことをやるためには悪行働くし無様も晒すしやれることは自分でやるよみたいなのがこの猫の意地ってところでしょうか。
それにしても半死半生で道端に倒れ、ツバや排泄物かけられた上に厠の猫砂に身を潜め多くのキャラに「クセエ」と扱われる主人公って……
クセエで思い出したんですけど、この話いつにもまして下ネタかっとばしてるように見えたのは気のせいですかね…

他のキャラではショー斗のクソガキらしさ好きです。バカっぽくて可愛い。
ノラ千代の刀奪ってそれで斬ってやる→刀が長すぎて抜けない、の流れには笑いました。
読み進めながらノラ千代に斬られて死亡退場したら残念だな…と思ったけどそうでもなくて良かったです(こんなこと言って二巻であっさり死んでたらどうしよう)
雨村ショー斗で父は利寛(りかん)なので、アメリカンショートヘアから名前取ってそうですね。柄もそれっぽい感じでしたし。
ここまで書いて、よく考えたら一話のおミケも三毛猫?と検索したらそれっぽい感じでした。おミケ可愛かった。
獅子若さんはイケ猫ですね。そしてモフモフ。
あの綺麗な顔でえげつない事やって最終的にほられてるのが哀れというかただの自業自得というか。

全体的に斬ったり斬られたりで殺伐感ありましたが笑える要素もほどほどに混ざってて、テンション下がりすぎることもなく読めました。
ノラ千代が米粒掲げる→「見ろ!すずめが米を!」→ページめくったら焼き鳥のテンポがお気に入りです。


シャーマンキング0-zero-2巻感想

今更さっくり書いてみる。

●麻葉童子U
浮浪児だった平安ハオが陰陽師に成り上がるまでの話。
確かフラワーズの序盤ごろだったと思うけど、武井さんが雑誌コメントかどこかで「ハオについて描きたいエピソードがある」と語っていたのがこの話だったんでしょうかね?
狩衣(でいいんだっけか?アレ)姿が艶っぽくていいね。
大太郎さんいいキャラしてる。
口悪くてドライなあたりとか乙破千代と被って見えて、ハオさんはああいう乙破千代タイプの性格となら馬が合うのかな、などと考えた。
それと忠具氏に威圧されてる様が…威圧されるハオさんって新鮮。
「だってあいつ友達いねえだろ」のあれからぼっちネタでいじられてるのはあるけど、こんな完全に圧倒されてるハオさんの姿って初めてか?
突っ込みどころは色々ありそうなんだけども、どいつもこいつも自己中もしくは破滅思考しやがってというのを一番感じた。

●ヤハべえ
フラワーズだけ読んでる人には突然出てきた謎のチートラスボスっぽく見えるかもしれない鴨川羊介さん。
彼の初出はこれなんですよね。
改めて見比べると雰囲気違いすぎる… こんな気弱で物語冒頭から飛び降り試みようとするような子があんなになっちゃってまぁ。
ついでに旧リアタイのログから雑誌掲載時に書いた感想発掘したので、手直しして貼ってみる。
(引用ここから)
武井さんの派手なキャラデザや性格付けが好きだけど、今回のはキャラにパッとしない印象受けてちょっと残念
カードゲーム系だったからあえて人間を地味にしたのかなーとも思ったけど、その割にはカードが目立ってたわけでもないし
ストーリーもカードで何でもできる代わりにその分の代償払う契約するってのが某魔法少女アニメっぽくて…うーん
世の中は金に振り回されすぎだとか強者ってのはルール作る側の人間なんだとかいうのには武井ズムを感じた
武井さんのこういうひねくれてるところ嫌いじゃない
(ここまで)
…異様に否定的だった。
改めて読んで感じたのは、かごめちゃんの台詞が優しいようで地味に酷い。
「羊介君だって弱いなりに〜」とか「他になんのとりえもない羊介君の〜」とかさ…

●カドゥ 驕るマハラジャ
サティさんのゼロエピソードという名の仏ゾーンインド編。
マンキンと仏ゾーンの間の色んな辻褄合わせになったかなって話で面白かった。
扉絵のサッちゃん超可愛い。本編のセンジュくんも可愛い。
序盤はサッちゃんがツッコミに忙しそう、そしてチョロかった。
中編冒頭はサッちゃんのサリー姿似合う可愛い。
踊ってるカドゥさんの暑苦しさがものすごかった。
あとハーレム築いてるときの表情がマジでいやらしくて面白かった。
そして「…ぞうさん?」のところで一瞬下ネタが脳裏をよぎってしまったのはユンボルのアレのせいだと言ってみる。
「残念それはオーバーオールだ」が妙にゴロよくて好き。
持霊だのO.S.だの言うカドゥさんに専門用語やめろってツッコミ入れるサッちゃんおもしろかわいい。
話の流れもシンプルで面白かった。
「どうせ諸行無常だから(幸せがいつまでも続きはしない)」とやけになったカドゥさんに
「諸行無常は悲しいだけの言葉じゃない」「だったら自分が少しでも良い方に諸行無常」と諭すサッちゃん良かった。
こうやって特定のキーワード中心に話広げてまとめるのいいよね。
ホロホロとオヤジが弱肉強食は逃げの言葉じゃないだのなんだの言ってたくだりを思い出した。あれも好き。
オチもだけど全体的にギャグ混じりでノリ良くて楽しかったな。

●船上のメリークリスマス
雑誌付録の『マンキンブック2』に掲載されていたX-LAWSのクリスマス話。
扉絵のメイデン様超かわいい。
「X!」「’MAS!」のチームワークがLAWSらしくて最高。
というかデンバットの『S』ポーズとケビンの『!』ポーズがじわじわくる。ケビン反則だろあれ
ミイネサンタ可愛かった。
メイデン様…ろうそく責め…拷問が趣味だけあって楽しそうだけどなんかやめてって言いたくなるこの感じ。
でも夢オチ。


麻葉童子はシリアスだから置いといても、他は結構勢いあってテンポよく読めたなと感じた。
それで、フラワーズ読んでてWJマンキンほど面白く感じなかったのは、全体的にテンポ悪いのはあるけども、特にギャグのノリがいまいちだったからかもなぁと思った。
フラワーズはシリアスなところはすごく重かったからそこにギャグ欲しかったとは思わないが、日常パートのギャグシーンとか思い返してみるとどうにも。
メインキャラにボケ特化やツッコミ特化いなかったからボケツッコミのテンポがグダってたというか。
まぁアレだ、まん太は偉大ってことだ。
と、ゼロエピソードに全く関係ないキャラの名前出して終わっとく。
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PROFILE
華蓮さんのプロフィール
性 別 女性
地 域 沖縄県
職 業 夢追人