話題:キッチン雑貨・食器類
新しく急須を買わなければならなくなった神田です
台所の整理をしている時に、ふと持った急須の、斜めに置いていた蓋が本体から滑り落ちて床に激突したら割れちゃったのよね
床が固いのがいかんのだ
借りてる部屋だから文句は言えないのだが…
急須の蓋が無くてもお茶が淹れられない訳ではないけども、やっぱりあった方が楽だし見た目もいいもんね
それでどうしようかと暫し考えた
茶器に関しては、若干こだわりがあるのよね
急須と湯呑がセットになってるなってないはどうでもいいが(そういうのも1つは欲しいけど)、中の茶漉しが重要なのよ
茶漉し網が金属製の場合、たいていお茶の味が変わるんだよ
東京の水は不味くて有名だけど、それは地下水よりも川の水が主だから、浄水に時間がかかる
時間がかかるというのはいくつもの金属の管を通すのだから、清潔にはなっても水本来の味は損なわれる
そしてお湯を沸かすヤカンも金属製だし、その次の茶漉しも金属であれば、もう駄目
だから口に入る直前の水(お湯)だけは金属を通したくないのだな
茶葉は経済的な問題で質を極力落としてるんだけど、それでも茶漉しが上手く機能すれば、とても美味しいお茶が出てくるんだよ
お湯の温度も重要だし、色々試してみての結果、急須の茶漉しは金属でない方がいいのだ
ところがだね、金属製の茶漉しが無いタイプ、つまり本体にいくつか穴が開いてるタイプの急須は、目詰まりするんだよ
穴の数が多くて、その穴の大きさが大きいのが理想なんだけど、それだと茶漉しの意味がなく、商品としての魅力がないから作らないんだな
そういう話をオヤジにしてみた
するとオヤジ、「作ってみよう」と言った
自称ではあるが一応陶芸家だからね、客の依頼に応えたくなるのは仕方ないのだが、これまでそういうことをやったことないんじゃないかと思うのだな
しかもいつ完成するのか全然わかんないし
今、神田は、茶葉を直接湯呑に入れて、その上からお湯を注ぎ、茶葉が沈むのを待って飲んでいる
コーヒーでもそういうのあったな
でもこの方法だと、お茶が冷めてしまうのと、一気にガッて飲めない苦しさがある
オヤジの急須が出来上がる(本当に出来るのか不安)まで、仕方なく茶漉し網が付いてる急須を買うかどうしようか迷ってる
茶漉し網が無いタイプは店を沢山回らないと好きなのが見つけられないような気がしてて、でもそんなヒマはないからね
M美ちゃまにこの話をしたら、彼女は理解してくれた
「今度一緒に探しに行こう」と言ってくれたが、誰かと一緒に行くと、疲れさせてしまうのじゃないかと心配して、2軒目の店で妥協してしまう恐れがある
特に女の人は、機能より色や形を優先するしね
かと言って、仮にお茶のプロみたいな人と一緒に行くと、そいつの言うことを聞かなきゃならないような気がするし
だからやっぱり1人で行きたいわな
こだわりってのはそういうものだわな