私だよ!←
過去にvita版でやり込んだことのある蒼神縁起と幻想魔録がセットになった、東方ファンゲームの限定版(Switch)が尼でタイムセールされてたから特典目当てで買っちった。
スイッチ持ってないけどね!
知る人ぞ知るサークル、苺坊主さんのインディーズRPGゲーム。
早い話、世界樹+ロマサガに東方キャラを当てた作品と言うべきか。どちらも高難易度なのでドMな人向け。
かなり愉しめた作品で思い出補正もあり。完全にタペストリーと資料集とサントラに釣られた。
ヲタク舐めんなし!
因みにvita版での2作は収集要素オール100%で埋めて計400時間近く遊んだのでそれなりにやり込んでいるつもり。
資料集は実際にバトルバランスを調整された開発スタッフさんのコメントが分厚くぎっしりと書かれておりまさにファンのための一冊だ。
キャラクター毎のステータス表まで載っており、攻略段階なら参考資料にもなる。
「このキャラはこう言うコンセプトの元作られた」
「原作の設定通りこのキャラは意図的に弱く設計した」
「我ながらこのキャラは強すぎたor弱すぎた」
「こんなコンセプトもあったが没になった」
等々、実際のプレイ中に感じたことに対しての答え合わせがてら、「やっぱりそうだったのね!」とか「そういう意図もあったのか!」と、こう言う作り手側の意図が綴られた資料はゲームをクリアしたあとに見ると一層愉しめるのよね。
サントラも流すと当時の死闘が蘇るようだ。
やはり蒼神縁起のコンセプトは「なんでも出来る万能キャラは作らない」、幻想魔録は「好きなキャラ育成して進めてね」なバランスを目指して作られたのを知れて良かった。
それでも蒼神縁起のアリスは案の定「強くなりすぎた」とも書かれていて、もしアリスが魔法に弱いタンクだった場合ゲーム難易度は更に上がっていただろうなと思う。
アリス居ないとマゾ過ぎるゲームだかんね。
またスタッフのコメントに加えて…ゲーム内のドット絵も多数掲載!
蒼神縁起に至っては戦闘中の待機モーションからアニメーションのコマ割、武器毎の絵、敵キャラ、イベント時限定の表情豊かなキャラ絵まで完備!
蒼神縁起の細かく動くドット絵めちゃめちゃ好きだったからこれは嬉し過ぎる!
好きな作品へのリスペクトにパロディ、オマージュ含め、開発陣の好きなこと、やりたいことが詰め込まれた作品が面白くないわけがないと思うの。
かなりマイナーなゲームだけど刺さる人にはきっと刺さる。開発陣もそのつもりで作られている。
そもそも開発陣がゲームと言う趣味をとても楽しんでおられる。
世界樹、ロマサガ、東方が好きな人達だからこそ生みだされた貴重な作品。
同人サークルだからと侮るなかれよ。
蒼神縁起、幻想魔録どちらが好きかと言われればどっちも好きなのだけど、どちらかとなると個人的には蒼神縁起である。
キャラの個性、ビルド構築のパズル、ドット絵のクオリティ、やり込み要素…どれも申し分ない。
BGMは甲乙つけがたい。どっちも好きやで!
ボス戦とか毎回長期戦だったから聴き過ぎて今でも鮮明に脳内再生出来る。←
あとは正直人に寄ると思う。
FF4やFF9のような各々キャラの個性を愉しむバランスが好きな人は蒼神縁起。
FF6やFF7のような好きなキャラに装備品の付け替えで個性を持たせるバランスが好きな人は幻想魔録で間違いないはず。
惜しいのはvitaのスペックに合わせることが出来なかったのか、急なフリーズ、長時間遊ぶことで処理落ちが発生する点。
そこはPS4版、Switch版では解消されてるそうなので、やるならこの2機種で。ロードも短いし。
我ながらよくガックガク動作のvita版で400時間もやり込んだなぁと思うわ。←それだけ面白さが勝ってたと言うことで
苺坊主さんの東方ファンゲームの中で、あとは玄夢妖譚の移植が出ればRPG3部作が揃い踏みとなるのだが。
幻想魔録(vita版)への移植から記憶が正しければ早8年程?経つが玄夢PS4版移植の話が未だ挙がってこない。
2〜3年程前に2作のPS4版移植が出た際にはついに玄夢の制作話も来るか!?と密かに期待していたのだが。(vita版魔録出た時からも掲示板では玄夢の移植も話題になってた)
もう苺坊主さんの東方ファンゲームは出ないのかなぁ…。
公式見るに現在はsteam版の魔録制作中みたいだからまだ希望は捨てないでおこう。
いじょ。