まあいつものノリで。

・前巻は『JUMBOR 3G ワイア』なるキャラが出てきて終了。
・その時は本気で気付かなかったが、このワイアは元バル・クロウ組の足場ニストだったらしい
・てかあんな厳ついオッサンがこんな妖艶な少年とか気づくわけねーよ成長の過程で何があったんだよ
・そしてハッパ―さんはバル達に同行
・この人大解体後研究施設に収容されていたがわざと爆破事件を起こし脱走、その後オーガハンターになったらしい
・ワイアには『3G』というナンバーが付いているが、ユンボルにはD型とG型があるらしい
・D型の作者はドリルことドカルトでG型はガリレルというおっさん(五大博士の一人らしい、残り3人も後々出てくるんだろうか)
・このドリルとガリレルがどっちのユンボルが優れてるか言い合ってるんだが、この会話でのドリルの性格悪い感じが逆に好きかもしれない
・んでどうやってどっちがすごいか決めるかと言うともちろん工事(という名の闘い)
・ってことでワイアはバルの前に現れて戦闘を仕掛ける
・ワイアの技、『太陽の御柱(サン・ポール)』に『パイプフィニッシュ』ってお前…
・そしてバルさんに対しED連呼…オイ……
・しかもバルさんワイアの技パイプカットしてるんですが…
・この工事とドリル・ガリレルの会話で前述したD型とG型の違いが明らかになるんだが、端的にはD型には感情がありG型にはないらしい
・その影響で本来のワイアは寡黙で優しいタイプなのにユンボルワイアは冷酷かつ饒舌になっていた
・それに気づいたバルはワイアを助ける方法を姫に尋ねるが、ユンボルホーンを奪って生まれ変わらせるしかないとのこと
・全てを悟ったバルは最後の最後にEDを直しでっかくなったショベルでワイアにとどめを刺す
・ついでにユンボル同士で争うのはより優れた7台のユンボル(J7)を選びユデンの園を掘削するため
・ユデンの存在はWJ版から匂わせてたからまぁそんなとこだろうな
・そして傲慢で計算高いドリルがわざわざユンボルに感情つけたのは感情が人類の進歩に必要だと考えているから、らしい
・この流れで自然の脅威を「地震雷火事“津波”」と言っているのが世相を表しているというか武井さんらしいというか…
・んでワイアがやられる寸前人間だった頃の回想入るんだけど個人的にこれがこの巻で一番好き
・ワイアは本名が『アブラアゲを奪う鳶』で住処を追いやられたネイティブ・アメリカンのトビ族の末裔として過酷な自然環境の中育っていた
・このトビってのがワイアの身のこなしが鳶のような様(作中で言われてる)と「鳶に油揚げをさらわれる」のことわざのトビと大工の鳶職のトビがかかってんのが面白いね
・そういえばワイアの技名に『F.T.B』(Fried Tofu to Black Kite)ってのがあってこれがまた↑のことわざにかかってるんだよな…
・厳しい自然の中で育った若者が都会(と高級車)に憧れて懸命に働くも故郷の消滅を知り意欲を失って堕落する流れがなんか生々しい…
・そんな生活を救ったのが中年バルで、ワイアはバルに対し「この男はいつもいとも簡単に私のハートに火をつける」と称しているのがなんか良い
・ってか私もバルさんに声かけられて部下になりたい(笑)
・んでワイアの一件が片付いた後バル一行はリベッタ姫の目的がゲンバ―大王に変わり世界を支配することだと知る
・姫も大王も世界支配したいのはいいがどういう世界にしたいのか具体的に言及されてないからどっちの考えがいいのか分からんな
・大王も大王でユデンの掘削終わったらユンボル化した工事戦士元の体に戻すっつってるし
・そして今度はショベルが大王に対し父(=バル)を自分たち(=大王)側の人間にするべきだと進言
・あの女(=姫)にたぶらかされるって…なんでそのコマのイメージ画像でバルの目線がパイ羅武勇なんですかねぇ……
・なんかUJ版ユンボルは地味に姫のパイ羅武勇アピール多い気が
・んで大王の許可貰ったショベルにクレンも同行(尾行?)することになるんだが、このときのもう仕方ないな〜って感じのクレン可愛い
・クレンとショベルの関係気になるなー単なる世話役程度なのかそれ以上なのか
・あと誰もいない食卓に向かって親しげに母さんピッケル今日はね〜って報告するショベルが不気味というか可哀想というか何があったんだろう…
・てかそろそろバルの妻と娘の顛末も気になるよなぁまだ生死すら明言されてないし
・んでショベル(対父ヤンデレ風味)がまずはニッパやっつけようかなって考えてるとこで終わり。
・巻末にはショベリウス(ショベルが乗ってるEM)とギガプラント(大王が乗ってる働く城)のカタログ風解説付き。
・ギガプラント内の100万人乗っても大丈夫なINA.BA.物置の大胆なパロディっぷり