これをご覧ください。

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合唱クラスターでコロナ感染した女性教師に濃厚接触者だった生徒達が励ましの手紙を送ったというニュースです。
素敵な話だと思います。
この先生はきっととても慕われる良い先生なのでしょうね。
市長の言葉も含めて本当に良いことだな、と。
そして回復後先生が負い目なく健康に仕事に復帰される事を心から願っています。

合唱クラスターと話題になってしまいましたが、今回の合唱の練習が酷く叩かれる事になったのは本当に見ていて辛いです。
合唱の練習でもその前後でも参加者はマスクやフェイスシールドなどの対応をしっかりしていたと聞いています。
それでも感染が出てしまった。コロナ対応の難しさを実感しています。

ただ、何度も言っていることですがコロナに感染することは悪ではなく、殆どの人が感染予防対策を講じた中で感染が発生してしまったのなら、それはもう仕方ないことだと思うのです。
誰が原因かも解らない。最初にPCRで陽性が判明した人が悪く言われがちですが、本当はその後に判明した人が起点だったかもしれない。
断言はできません。
コロナに関する考え方は人それぞれで、不安の形もそれぞれ。否定は出来ません。

けれど、仮に運悪くコロナウイルスに感染した人がいて、運悪くクラスターが発生したとしても。
怒っていいのはうつされた本人と濃厚接触者。
頑張ってその周囲や職場位で、他の人には文句を言う権利はないと思うのです。
その人だって感染したくて感染したわけではなく、感染したことで周囲に迷惑をかけた心労はコロナ以上にその人を苛んでいるのは間違い無いのですから。
感染してしまったらそんなことも言えないかもしれませんが、例えばインフルエンザも毎年大流行し時に死者も出ますがうつし、うつされ、多くの場合責める事はしない筈です。
まあ、コロナは悪化しやすく、命は作って返せないので実際に死者が出たり感染が身近に出たらそうも言えないのも解りますが。

でも感染者を、戦犯だの、市中引き回しだの言う人も、呆れた事にいますが私はそんなこと絶対に言いませんし、言えませんよ。
自分が言われたら嫌ですから。
人と接して生活する以上、いつ感染するか解りません。
明日は我が身、です。
隣で買い物している人が感染者かもしれないし、自分が行った病院でもしかしたらうつったかもしれない。
そこまで気にしてたら生活出来ませんが、人の思いはそれぞれですし。
本当に今やどこで何が起きるかわかりません。
家に引きこもって外に出ない、なんて生活でもしない限り感染のリスクは何時でも側にあります。

自分が感染しているかもしれないと常に考えながら気を付けて生活し、感染した人を責める事なく、思いやりをもって、自分や、周囲の被害を最小限にする努力をしていく。
新しい生活様式とはそう言うことであり、いつ自分が当事者になっても対応できるように心がけをする。
それが大事なのでは無いでしょうか?

この記事と生徒さんから大切な事を教えられた気がします。