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成人するということ

今日は田村市の成人式でした。
国民の休日としての成人の日は明日ですけど、就職や進学で他所に出ている子達が帰省してゆっくりできるように、今はだいたいの所で日曜日に式典を行うみたいですね。
会津とか雪の多い地域は8月に成人式を行ったりもするんですが。
いわきではスパリゾートハワイアンズで成人式を行う地区もあったそうですよ。
羨ましい話です。
大震災の時、ボランティアに来た子が今年成人式を迎えると聞いて、時の流れも感じました。
田村市は9時頃から受付が始まって、9時半からデモンストレーション。
10時から式典開始と聞いていました。
きっと会場周辺は若い子達の笑顔が広がってるんだろうなあと思うあたり、歳をとってきた証拠ですね。

全国各地では荒れ荒れの成人式が何か所かであったりしたそうです。
真面目に成人の誓いを言ってる子に酔っぱらって絡んだとか。
成人式をくだらないと思うなら来なければいいのに、と思うのですがわざわざ来て絡むのはきっとそういう子達は、寂しくて、満たされなくて…何より前向きに頑張っている子達が羨ましいんじゃないかなと思います。
むかーし、昔の歌に「ギザギザハートの子守歌」というのがありました。
「解ってくれとは言わないが〜」
というあの歌の気持ちは正直今も解らないのですが、そう言ってる時点できっと解って欲しいのだというのは今の仕事をするようになって、解ってきました。
彼らの多くは自分には何もない、って思っている事も。
多分に他人を傷つけるのはそれによって、自分が優位であると思いたいからなのです。
それによって、自分が本当に満たされることも優位になれる事も本当は無いのに。

世の中にあるのはたった一つの真実、ではなく多種多様なそれぞれの事実。
一人一人の目指す道のりもそれぞれに違いますが、成人するという事はその道を歩む責任を持つという事。
その為の翼を得るという事。

荒れるような子達も、夢中になれる何か、目指す何かを見つけられるときっと変われると思うんですよね。

がんばって欲しいな、と思います。
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