接種後死亡、新たに5人認定 新型コロナワクチン―厚労省分科会

2022年12月12日20時06分

 厚生労働省の分科会は12日、新型コロナウイルスワクチン接種後に死亡した26〜95歳の男女5人について、因果関係を否定できないとして死亡一時金などの支給を決めた。死亡例で国の救済制度が認められたのは計15人となった。

 厚労省によると、26歳女性は、くも膜下出血を発症して死亡。基礎疾患はなかった。他の4人は70〜90代で、脳梗塞などを発症して死亡した。
 同省はこれまで、接種後の健康被害に関し計5477件の請求を受理しており、1242件で医療費などの支給を決定した。国の救済制度は予防接種法に基づき、認定された場合は死亡一時金や医療費などが支払われる。