給食時の黙食など原則撤廃 千葉県、ガイドライン改定 熊谷知事「過度な制限、合理的でない」

12/22(木) 12:54配信
千葉日報オンライン

 新型コロナ対策として教育現場で続く過度な行動制限について、千葉県の熊谷俊人知事は22日の定例記者会見で、県の「学校における感染対策ガイドライン」を同日付けで改定し、給食時の黙食見直しや卒業式など学校行事の入場制限を原則撤廃すると表明した。県教委が同日、県立学校や市町村教委に通知し、適用する。

 改定を受け熊谷知事は「社会全般で行動制限の緩和が進められる中で、子どもだけが過度な制限を課せられるのは合理的でない。学校だけが取り残されないよう今後も適宜、見直す」と述べた。

 学校行事での児童生徒や保護者の入場制限を巡っては、冨塚昌子教育長が先の12月定例県議会の代表質問で「社会一般の取扱を踏まえ、原則制限を行わない」と答弁。ガイドラインを改定し、事実上コロナ前と同様にする方針を示していた。