オミクロン対応ワクチンの接種率、35%と伸び悩み…65歳以上でも58・9%

12/31(土) 17:56配信
読売新聞オンライン

 新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの接種率が12月27日時点で全人口の3分の1程度と伸び悩んでいる。政府は今冬の感染拡大に備えるため、年末までに接種するよう呼びかけてきたが、当てが外れた格好だ。第8波では年末に1日当たりの死者数が過去最多を更新しており、専門家は接種の検討を呼びかけている。

 内閣官房の集計では、12月27日までにオミクロン株対応ワクチンの接種を受けた人は全国で4412万人で、接種率は35・0%にとどまっている。2回目までの接種率80・4%、3回目の67・7%を大きく下回っている。65歳以上の高齢者でも58・9%にとどまり、若い世代はさらに低い。