NZ首相が規制緩和示唆、「オミクロン株流行がピーク越えれば」

2/21(月) 16:06
ロイター

[ウェリントン 21日 ロイター] - ニュージーランドのアーダーン首相は21日、新型コロナウイルスのオミクロン株の流行がピークを越えたらワクチン接種やソーシャルディスタンスの措置を緩和すると述べた。

首都ウェリントンでは、カナダでのワクチン義務化に抗議するトラック運転手らのデモに触発され、デモ隊が2週間にわたり国会周辺の道路をトラックやバン、オートバイで封鎖。政府はワクチン義務化の撤廃を迫られている。

首相は具体的な日程の明言は控えたが、3月下旬とみられるオミクロン株のピークアウト後にワクチン接種義務は縮小されると強調。

定例の記者会見で「われわれは皆、かつての生活に戻りたいと考えている。おそらく皆が考えているよりも早い時期に実現するだろう」と述べた。

その一方で、規制緩和はデモ隊が要求するからではなく、多くの国民の生命を危険にさらさないと判断できる時になると強調した。

デモはワクチン義務化への抗議として始まったが、次第に首相と政府に対する抗議運動に拡大している。