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太陽系最大級のクレーター:木星の衛星

神戸大と大島商船高専(山口県周防大島町)の研究チームは27日、木星の4大衛星の一つ、ガニメデの地形の詳細解析から、半径約7800キロにも及ぶ太陽系最大級の衝突クレーターの痕跡を発見したと発表した。

論文は同日までに、米惑星科学誌「イカルス」電子版に掲載された。


 神戸大の平田直之助教らは、米探査機のボイジャー1、2号やガリレオが、ガニメデに接近観測した際の画像を詳しく再解析した。

地表には「ファロウ」と呼ばれる溝状の地形が多数あることが知られていたが、解析の結果、衛星表面のほぼ全体で同心円状に分布していることが分かった。


 類似の構造は、別の衛星カリストのヴァルハラクレーター(半径約1900キロ)にもあることから、研究チームはこの構造が天体衝突で生じた巨大クレーターの痕跡だと結論付けた。


 研究チームは、コンピューターシミュレーションでこうした巨大クレーターをつくる衝突天体の条件も調査。

40億年以上前に、氷を主成分とした半径約150キロの小惑星が衝突したと考えられるという。 
[時事通信社]
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