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結局はそこに




ある日のエピソード7

大学2、3年の頃


仁ともエイくんとも
私は相変わらずだった

仁とはラブラブで

エイくんとは電話したり会ったり



夏休みに
実家に帰っていたとき

エイくんが
私の住んでるアパートまで
送ってくれることになった

最初は遠慮したけど
高速ですぐだし
ドライブがてらいいかなと

着いて
近くのファミレスでご飯食べて
さようなら(^^)/~~



連休で実家に帰るとき

アパートまで迎えに来てくれて
実家まで乗せていってくれた

高速走っているとき
私は腹痛に襲われた 笑

なんとか乗り切って
さようなら(^^)/~~



エイくんは
大のドライブ好きだから
遠出を惜しまない


私のアパートなんて県内だし

そういうことが2、3回あった




ある日のエピソード8

20**年 成人式のこと


私は振り袖を着て式に参加した

式のあとにある同窓会には
もちろんエイくんも来る

でも私には
変なプライドがあって...

今さらみんなの前で
エイくんに会いたくなかったの

だから同窓会には行かず
親しい友達とずっと飲み屋で
ばか騒ぎしていた

同窓会が終わって
しばらくして連絡してみた

私「エイくん今どこ〜?」

エ「今、先生たちの飲み会が終わったとこ」

私「んじゃ今から行くから」

(酔ってたし、半分冗談)


エ「うん、わかったー」

私「!」



私は
友達に近くまで送ってもらい
エイくん家へ到着

深夜2時くらい


二人で少しお喋りして
離れて爆睡

エイくんの寝顔が可愛かった *



出られない迷路




20**年 高3

私は県外の大学へ進学することに決めた

仁も県外へ進学することに決めた

ちょっと遠くても
お互いに頑張っていこう!と決めた



そして
仁に出会えたこの高校を
私は卒業した

仁とは
たくさんの思い出を作った

毎日一緒に登下校し
休み時間にお話したり
休日はデートしたり

同年代と付き合うことで
私は学生らしい恋愛が
はじめてできた気がした





20**年 4月

私は大学生になった

一人暮らしをはじめた

仁も一人暮らし

仁とは離れても
週一回は会っていた

私は仁のためなら
いつだって会いに行った

仁も私が急遽呼んでも
すぐに飛んできてくれた

大学も本格的にはじまり
お互いにバイトをはじめても
休みを合わせて遊びに行ったり
泊まりに行ったりを繰り返した

それぐらい仁は
なくてはならない存在になっていた





その間も私は
エイくんと連絡を取っていた

といっても
毎日メールをするとかではなく

2、3ヶ月に1回電話をするの

それだけ

これがいつからか
当たり前になっていた

私がそろそろかな〜
って思うとその日に連絡が来たりして

私が電話しようかな〜
と思って電話すると
俺もそろそろしようと思ってた

なんて 。


話す内容は
真面目な話からド変態な話まで

相談し合うこともあれば
お互いの恋愛についてとか


ド変態な話をしてるときに

「前田とのキス思い出しちゃう」

とか言うエイくんはズルいです 。



実家帰ったとき
エイくんと会うこともあった

やましいことは何もなくて

あの時と変わらず

お互いには一切触れない!


エイくんといる時間は

気が楽で楽しかったな



もし仁の束縛がすごかったら
私はどうしていただろうと思う



それでも

私は 会っていたかもしれない



心の底の奥深くの

人目につかないところに

エイくんを置いて

蓋をして見ないふりをして


でもきっと

いつだって

いなくちゃならない存在だった

私はいつだって自分に甘い

違う行き先




20**年 高2の10月

高校に入って仲良くなった
仁という男友達がいた

仁とは
なんでも相談し合える親友だった


私はエイくんのことも
仁に相談していた

振られたときも
ずっと傍にいて話を聞いてくれた


そんな仁の存在が
私の中で次第に大きくなっていった


そして私は仁と付き合った





あれからエイくんとは
たまにメールをしたりした

ここには書ききれないくらい
たくさんの思い出をくれたエイくん

お互い色々なことを知っているから
いつしか良き相談相手になり
エイくんの方も
私に相談を持ち掛けてきたりした

私も仁のことを話したし
エイくんの好きな人の話も
嫉妬することなんて全くなく
むしろ応援するくらい
何の気なしに聞けるようになった



私は仁に夢中だったし

エイくんとは
好きだの付き合うだの
ごちゃごちゃしたことを考えないで過ごせる
気楽な親友の存在へ変わっていった



仁は束縛がないし
私のことを心底信用していた

だから
私とエイくんが親友になっていき
連絡を取っていることも
もちろん承知していた



私と仁の考えは似ていて


お互いの気が向いてなければ
連絡を取ってもかまわないし
二人で会ってもかまわない

という考えだった

ただし!
お互いの気が向いてなければ!



私の気は
間違いなく仁だけに向いていた




でも

連絡を取っていると

会いたくなってしまう



会っている自分がいた


久々に会っても

変わらない


いままでと違うところは

お互いに触れないところ


私たちは二人で会っても

絶対に触れることはなかった


信じてもらえるかわからないけど

エイくんとはもう本当に

友情としてだけで成り立っていた





二人で会うことを了承して
私を信じて待っている仁を

私は裏切る気なんて全くなかった

私は仁が大好きだった



エイくんのことは
友達として好きだった





◎追記にコメ返です◎

続きを読む

窮屈と混乱と欲望




20**年 高1の終わり頃



エイくんは
はっきりと答えてはくれなかった

ただひとつ言っているのは

「好きだから付き合うとかは、自由な恋愛ができないね」

ってこと。


私はこの言葉の意味が
あの頃は全く理解できなかった

たしかにエイくんは現役の先生だし
私は高校生というただの子ども

いま考えれば
高校生相手に付き合うどうこうは
はっきり答え難いとこがあるし

もちろん立場的にも
未成年者を縛り付けることは
できないことだったのだと思う

だからこそ

両思いなんだから
無理して付き合うこともないし
この何気ない日常を幸せに感じてたんだって



本当に今だから思えることです


それに
今は本当にたくさんの人に出会ってきて

エイくんは
そういうユルい付き合い方が
向いてる人なんだって思える



でもね、当時私は
理不尽なことばっか言って
私を子どもだからってからかって
遊んでるんだって捉えてしまっていたの

だから苦しくて苦しくて
毎日いっぱい泣いた

どうして付き合えないの?

可愛くないから?

出会ったときから遊ばれていたの?

なんで好きって言うの?

なんでキスするの?



私は日々、混乱していた



いま思えば本当に
お子ちゃまな考えだった



私のこのお子ちゃまな考えを

エイくんに投げ付け苦しめ続けた





20**年 高2の春

『いつもの場所』である工場の前の道路

エイくんの車の中で
私は聞いた


「私のこと、好き?」





「ごめん。他に好きな人ができた」





車から飛び出して
泣き叫びながら走った

全部自分のせいだって
わかっていたからこそ
辛くて悲しくて涙が止まらなかった



家に帰って
布団の中で泣き叫んだ

いままでの思い出が
全部甦ってきた



携帯電話には
エイくんから着信があった

落ち着いたら電話ください

と、メールもあった



こんなときまで
大人なエイくんの優しさが

私には痛々しかった



「嫌いになったわけじゃない」

後々そう言われたけど

付き合ってはいなかったけど



私はエイくんに振られたのだ


フタリの部屋




20**年 4月

私は高校生になった



元々私とエイくんは
家がそれほど遠くない

しかも高校へ行く通り道に
エイくん家はある

私は中学卒業するまで
家を教えてもらえなかったから
まさかの家の近さにビックリ 笑


ある日の放課後
初めてエイくん家へ
お邪魔することになった

男の一人暮らしらしく
部屋は荒れていた(←失礼)

初めて家に行けた嬉しさと
密室に二人きりのドキドキ感


例の引き出しを見てみると
私の手紙がびっしり!

ちょっと読み返したり 笑

改めて読むと恥ずかしい


テレビを観てグダグダ

部屋でするキスは
ちょっと違う味がするの



私は高校入学以来、

放課後立ち寄ったり

休日の部活終わりに
「お昼寝においで^^」と誘われたり

学校まで車で迎えに来てくれたり

たまに休日が合うとお出掛けしたり

真夜中に長電話をしたり


相変わらず
エイくんを中心に
私の生活が成り立っていた



それでも時が経つにつれて

両思いでキスもして

なのに
付き合ってるわけじゃないこの関係に

ちょっと疑問を持ちはじめてしまった


どうしてエイくんは
付き合うとかそういう話を
一切してくれないんだろう

私は遊ばれているのかと
不安で仕方がなかった



「ねぇ、私たちって付き合ってる?」
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