ガイガーカウンター使い、と言う言葉があるそうです。
個人でガイガーカウンターを購入し、放射能の測定値を調べる人のことですね。
公的な数値は信用できない。
身近な場所の数値をもっと知りたい。
という思いから首都圏などを中心にそういうかたが増えていると聞きました。
まあ、気持ちは解ります。
自分の手でどこが危ないか確かめたい。
子供を持つ親ほどそういう人は多いと思います。
そう言う方達を否定するつもりはありません。
私自身、職場から持ち出せないとはいえガイガーカウンターで職場の数値を計測すること、減らす為の努力をし、その結果が数値で現れることに安心感を持ちます。
暫くは期間限定と言う事でしたが、当分の間貸与されることになったので、窓の開閉や清掃などで活用していくつもりです。
ただ、どことか、誰とか言いませんが興味でガイガーカウンターを買い
「福島はもうダメだ」
とか
「東京などもかなり高くなってる」
と鬼の首を取ったように叫ぶ人たちにはもう少し考えて欲しいと言いたいと思います。
私達が使っているのも含めて、一般人が入手できるレベルの物はあまり高性能にはできていません。
計測時間や場所によってばらつきもあるので、あくまで目安程度のものです。
でも、それでも意味があるのは放射性物質がどこに「ある」かを知り、「ある」ことを覚悟してそれに対応していく心構えができるからだと思います。
ただ計測するだけでは意味がない。
そのデータを有効に活用してこそのガイガーカウンター使いではないでしょうか。
やっと少しずつですが福島県にもガイガーカウンターがいきわたるようになってきました。
でも、本当に必要な方達の所にいきわたっているかと言うとまだだと思います。
早くそう言う方達の所に、必要としている人たちの所にそれらが届いてほしいと願わずにはいられません。