新型コロナ致死率、インフルエンザを下回る 「どっちが重大視すべき病気なのか?」辛坊治郎が持論

12/23(金) 10:05配信
ニッポン放送

辛坊治郎が12月22日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。厚生労働省が公表した新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの致死率について言及し、季節性インフルエンザの致死率がわずかに高いことに「どっちが重大視すべき病気なのか?」と疑問を呈した。

厚生労働省は21日、新型コロナウイルスの最新の致死率を公表した。それによると、オミクロン株が流行した今年7〜8月、80歳以上の致死率は1.69%で、季節性インフルエンザの1.73%を下回った。60〜70歳代でもコロナが0.18%、インフルエンザが0.19%。60歳未満ではコロナが0.00%、インフルエンザは0.01%と、いずれも新型コロナの致死率が季節性インフルエンザの致死率を下回る結果となった。新型コロナは茨城、石川、広島の3県、インフルエンザは全国のデータを使っており、単純比較はできないものの、政府は感染症法上の位置づけ見直しを検討する参考材料にするという。

このニュースについて辛坊は、子どものころインフルエンザ脳症にかかったと述べ「高熱が出て、子どもは錯乱状態になって高層階から飛び降りて命を落とすなどの例が毎年ある。若年層のインフルエンザによる死亡は多い年だと2桁になる」と指摘。「季節性インフルエンザで若い人は死ぬ。リスクがそれなりにある。ところが新型コロナは60歳未満、今年の夏のデータで致死率0.00%。どっちが重大視すべき病気なのか?」と疑問を呈した。

そのうえで「いっぺん何かを決めると、この国ではそれをみんなが守る、それを守る役割を与えられた人は必死になってそれを守ろうとする」と述べた。