全て私が悪い訳ではありんせん。なんなら全てはあの猫の不注意かつ言い逃れで御座いましょう!何故にこうも世渡りの上手いこと。甚だしいにも程がある。貴様の様な奴こそ死んでしまった方が世の為人の為。いっそ殺してしまおうと、わたくし凶器を握りましては狂気を振りかざさんとばかりに笑顔を振りまくのでありました。





彼奴の悪行の数々、全て赤裸々に語らせて貰いましょうか。



いや、口にできる程可愛い悪行など一つもなかった。言い訳と自分を庇う行為だけは誰よりも長けていました。さて、これ程までに溢れ出る嫌悪感はなんだ?誰か抑える術を知らないか?私はもう最早限界をとうに突破していると、そう思うのであります。




くそが、くだばれ泥棒猫。
人様の所有物をいとも当たり前の如く我の物にしてしまう、そして相手のことを微塵も考えない行動。それでも嫌われモノだと自覚出来ないその自愛心。可愛いらしさを振りまいては憎たらしさを倍増させる天才、テンサイで御座いました!





ああ、死んでしまえばいいのに。