スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

安心と安全は違う

私が割と震災直後から見ているブログの一つにアクアマリンふくしまの復興日記があります。
軽快な語り口調で見ていて楽しいのですが、もちろん震災日記なので割とシリアスなところも。
先日のサイエンスカフェというタイトルで浜の漁業関係者の心配の話を書かれていた時
「安心と安全は違う」
という言葉があって、それがとても印象に残りました。
暫定基準値はかなり高めに設定してあり、基準値内でも危険と判断する人は多いです。
正直、検出されないか10以下でないと安心してもらうことはできないでしょう。
出なくて当然で出たら全処分。
それが一番いいのでしょうが、それでは福島は死んでしまいます。

最初から作るなという声もありますが、一年畑を休ませると戻す手間は数倍。
しかも、その分の保証は東電から出ません。
福島は全県避難という声もありますが、それができない現実もあるのです。

だから危険なものを出荷していいとは思いませんし、助けようと思ってくれる方たちに汚染されたものを食べて欲しいとも思いません。
この間のニュースで
福島の野菜、「測って安心を」=農家応援の取り組み広がる
というのを見ました。
計測し、数値を図ったうえで買うか買わないか消費者の判断に委ねるというものです。
私は長期的に見てこれが一番いい方法じゃないかなと思います。
福島産というだけで拒否されるよりもずっといい。

放射能に関して本当に安全という基準はまだありません。
だから、根気強く理解を求めていくしかないと思うのです。
そうして全ての情報をオープンにして理解を求めていけばいつかちゃんと数値が管理されている分福島産が一番安心と思って貰える日が来るかもしれません。

前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2011年11月 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
アーカイブ