スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

今回の事件をプラスにしたい

昨日のニュースで横浜で検出されたストロンチウムが福島原発由来のものではないようだという結果が文科省から発表されました。過去の原爆実験などの影響からではないか、という話のようです。
もちろんセシウムなども検出されているので安心することはできないのは変わらない事実ですがもうすっかり話題にならなくなった世田谷のラジウム事件と同じように、福島原発の事故があるまでも私達の周りにはけっこう放射性物質があったのかもしれません。
危険なまま野ざらしになって誰にも知られないまま害を及ぼしていた放射性物質が今回の件をきっかけに発見されているのであれば、福島原発事故の思いもよらぬ意味であったと言えるでしょう。

最近、放射能による影響ではないかと声高く健康被害をネットで訴えられている方を見受けますがそういう方を見るとその多くが、県外関東の方など。
福島県でも私の知らないだけで、多くの方が症状を持っていたり発症したりしているのかもしれませんがそれでも現在問題になるような例が出たというニュースは聞きません。
先日の70億人目の赤ちゃんの時も福島でも何十人も赤ちゃんが生まれています。
繰り返し言っていますが、放射能も日常のリスクの一つ。
子供達を守る努力は必要で、怠るわけにはいきませんが、もうまき散らされてしまったものは0にはできない。
なら、それとどう向き合い、付き合っていくかを考えるしかないのではないでしょうか?

今回の件で、福島の子供達は放射能について昔の私達とは比較にならない知識と興味を持っています。
数十年後、その子たちの中から放射能障害の専門家が生まれたりするかもしれない。
福島は原子力の対応に関する知識を世界に発信するようになるかもしれない。

放射能を怖がるだけではなく、もっとプラスにできる何かはできないものかと私は最近良く思います。
今回の事件も、放射能も私達に害を与えるものとしての扱いだけではもったいないし、悔しいと思うのですよ。
私個人には力も知識もなくて悔しいのですが、何か今回の事件をプラスにできる何かはできないものでしょうか?

いっそ、萌え漫画や小説にしてみるとか‥‥(冗談です^^;)

安心と安全は違う

私が割と震災直後から見ているブログの一つにアクアマリンふくしまの復興日記があります。
軽快な語り口調で見ていて楽しいのですが、もちろん震災日記なので割とシリアスなところも。
先日のサイエンスカフェというタイトルで浜の漁業関係者の心配の話を書かれていた時
「安心と安全は違う」
という言葉があって、それがとても印象に残りました。
暫定基準値はかなり高めに設定してあり、基準値内でも危険と判断する人は多いです。
正直、検出されないか10以下でないと安心してもらうことはできないでしょう。
出なくて当然で出たら全処分。
それが一番いいのでしょうが、それでは福島は死んでしまいます。

最初から作るなという声もありますが、一年畑を休ませると戻す手間は数倍。
しかも、その分の保証は東電から出ません。
福島は全県避難という声もありますが、それができない現実もあるのです。

だから危険なものを出荷していいとは思いませんし、助けようと思ってくれる方たちに汚染されたものを食べて欲しいとも思いません。
この間のニュースで
福島の野菜、「測って安心を」=農家応援の取り組み広がる
というのを見ました。
計測し、数値を図ったうえで買うか買わないか消費者の判断に委ねるというものです。
私は長期的に見てこれが一番いい方法じゃないかなと思います。
福島産というだけで拒否されるよりもずっといい。

放射能に関して本当に安全という基準はまだありません。
だから、根気強く理解を求めていくしかないと思うのです。
そうして全ての情報をオープンにして理解を求めていけばいつかちゃんと数値が管理されている分福島産が一番安心と思って貰える日が来るかもしれません。

ふくしま駅伝がくれたもの var1.1

昨日の更新が無かったのは純粋にUPしたと思っていたからです?
あれ?
朝に書いた筈なのに?
保存したつもりで戻ってしまったのか。それとも、なんかの手違いで消えてしまったのか?
とにかく、もう一度書いておきます。


日曜日の県議会議員選挙の後、田村市の選挙結果を見る機会がありました。
それによると無所属の人がトップなのは変わりませんが、二位が民主党の人、三位が自民の若い人でした。
あれ? 新聞で見たのと結果が違う?
聞くところによると田村市と田村選挙区は違うようで、田村市の二位は小野町や三春町などの分を混ぜたところ逆転されてしまったのだとか。
だいぶ混戦であったようです。
とはいえ、選挙が今一つ盛り上がりに欠けたのもまた事実。
よっぽど、同日のふくしま駅伝の方が盛り上がったと思います。

箱根駅伝で有名な柏原選手なども参加してくれて、駅伝好きの父などはかぶりつきでテレビを見ていたようです。
飯館村と広野町は人数が集まらず半分である8区からの参加。
双葉町はシニア、中学生の部に参加する人が見つからず高校生をエントリーしたため参考記録となりましたが全チームが一生懸命走って襷をつなぎました。

‥‥解っていますよ。
放射能の危険の高いところを走っていいのか?という批判は重々。
それでも、福島には人が住んでいて、生きている。
そこを走るなというのは生きるなということと同じです。
福島は人の住む所じゃないという意見も重々解っていますが、もう私達は放射線と付き合っていきてくしかないのです。
現実を直視していないのではなく、見つめたうえでの選択。
そんな福島に、ふくしま駅伝は間違いなく勇気と元気をくれました。

願わくば新しい議員の皆さんにもふくしま駅伝の選手の様に頑張ってほしいものです。

それぞれがそれぞれの思いで走った

変わらないものと変わるもの

昨日は県議会議員選挙の投票日でした。
結果は民主党は議席を下回り、自民党は議席を上げた形であったようです。
田村市では無所属の方と37歳の自民の方が当選されていたと思います。
皆、福島の復興と再生、脱原発を主張しての似たような印象だったのですが、若さと政治不信による無所属への期待がこの結果になったんじゃないかな、と思います。

と、同時に大熊町長選も行われていました。
現職と新人はそれぞれ「故郷への帰還」と「新天地での再生」を公約に掲げ、結果は現職の町長さんの勝利に終わったそうです。
町の有権者全体で見ると3割が新しい生活を願い、4割が故郷への帰還を願ったという結果であったとか。

そうはいってもすぐの帰還が難しいことは解りきっていますが、それでも、やはり故郷に帰りたいという思いが強いんだな。と思いました。

福島未来ちゃんの努力にも関わらず。、今回の選挙の投票率は50%を割りこんだとか。
政治に期待していないというのもあるのでしょうが、できれば選挙には来てほしいな思います。
無関心になってしまったら、何も変わらないと思うからです。
私達が変えていく、くらいでないと、ですよね。

幸せだと言う事

震災直前の3月6日と7日、私は休みを貰ってあるイベントに参加していました。
宿泊型のそのイベント完全な趣味の集まりでそこに来た人は皆同じ趣味の仲間、は半徹夜になりながらも皆でワイワイ本当に楽しく過ごした二日間。
帰りは荷物を宅配便で送り、仲間とまた一緒に遊ぼうと約束して別れました。

荷物が届いたのは水曜日の事。
でも、面倒で荷解きをしないでそのまま玄関にスーツケースを放置して迎えた金曜日、あの大地震が起きました。
奇しくもスーツケースに入れておいたおかげで無事だった品物を、私はその翌日、捨てる覚悟でスーツケースから出しました。
福島原発の事故。
いつ避難勧告が出るかも解らない。
その場合、趣味の品物であるそれらは持っていくことはできないものだったからです。

それから数か月。
私はスーツケースから避難の為の荷物を出せませんでした。
しかし、今日、そのスーツケースには震災前のイベントの時に入れた趣味の宝物と同じものを入れて私は同じイベントに参加しています。

あの時の人達との再会。
そして、一緒に過ごす日々。
昨日も半徹夜で今、正直ヘロヘロですけど‥‥幸せです。

生きていて、本当に良かったと思います。
まだ何も終わっていないけど。

もっと大変な人はいっぱいいるけれども、この幸せだと思う気持は大切にして忘れないようにしようと思います。
カレンダー
<< 2011年11月 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
アーカイブ