それは即ち私に辞世しろと言わんばかりの報告にあたります。なんで、どうして、そんな甘やかされた言葉じゃ理屈にならないんだそうだ。ならば私は死んでしまった精神を抱えるこの肉体を如何にして生きてゆかねばならないのか、島袋です。
ただのエゴとか言われましても、そのエゴはなんの保険も無くその口から放たれます。それを丸腰の私にどう受け止めろとゆうのか。やっとこさ自分の発砲口を見つけたこの弾丸を、どこに遣ればいいのだろうか。
この提灯がわたしを何処ぞへ連れてってくれれば失踪でもなんでも致します、いや、私が消えれば良いとかゆう問題じゃないそうで。
次々にやってくる仕合わせは不仕合わせと背中合わせで有りました。奴は隠れて其処に伺っていたらしい。
これで一悶着あれば私は何かが変わる気がするし、それで変わらなければ其処まで、御暇するだけであります。
しばし、別れ。