それに囚われりゃあ最早逃げ道は有りません。尽く馬鹿に為れた気分に御座います、島袋といえば私であります。




最近の行動と言えば寝て酸素を吐くだけになりけり。口から出るは厭な話ばかりでありましたから清々しい気分には成りますが、やはりそこは無いと寂しいというものもあろう。





小賢しい。さっさと沈んで仕舞いたい。なんとまぁ、大層な。勝手に人の城に上がり込んでは図々しくも愚痴を吐き、それはそれは働きもせずに飯を食う、ものすごく底辺に見えるので御座いましょう。




馬鹿げてる!働いて居りますこちらこそ。否、それ以上に!好きで其処にいる貴様とは訳が違うのだ。なんなら代わってやりやしょう、きっと私以上の弱音を吐くに違いないだろう、戯け。





愚の骨頂、これこそまさに。動きたくなくても朝は来ますし、演技は尽く私を苛立たせるばかりであります。この野郎。肩身が狭いとはまさにこのことであるのです。




申し上げます、申し上げます旦那様。あの人は非道い、非道い。再生装置は未だに疲れきった身体に染み込む様な歌声を送り出してはくれません。其れどころか起床を告げる電子文字すら浮かびはしないのです。





演技はやめておくんな、厭なんで。