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戻ってきた物流

今日、田村市の大規模スーパーのひとつが営業を再開しました。
私もちょっとだけ寄って買い物ができたのですが、店内が少し薄暗かったり、品揃えが絞られていたりしましたが震災前とほとんど変わりなく、買い物ができたのが本当にうれしかったです。
値段もほとんど同じです。
震災に負けるな。ではなく、いつもと同じ品を同じように買える場を作ってくれた事に心から感謝したい気持ちでいっぱいです。
当たり前の事ですが私達が買う品物は全てたくさんの人の手と思いを経ているのだと改めて感動しました。
また買い物をする人達も買いだめに走る人はいませんでした。必要なものを必要な分だけ。
そうする事で必要な人にちゃんと物質が届くのだと、みんなが解っているだろうと少しうれしかったです。
買いだめしてもいつ避難が必要になるか解らない状態では意味がないというのもありますが。

通常8時〜8時の勤務をしている私達はスーパーの開店時間になかなか買い物をする事はできませんが今日は鶏肉とレタスとトマトと玉ねぎを買って、10日ぶりに家のガス台に火を入れました。
冷凍のおにぎりを使ってのチャーハンは 私、料理あまり得意ではないので特に美味しいというわけではありませんが、震災前と同じ味がしました。

まだ薄氷の上にいる生活に変わりありませんが、やっと戻ってきたこの味と生活を大切にしたいと、そして早く被災した多くの人に取り戻して欲しいと、心から思わずにはいられませんでした。。

人の力と心を信じてる

震災から今日で10日。宮城や岩手沿岸で被災した方々のご苦労はいかばかりでしょうか。
各地に避難した皆さんはどうしておられるでしょうか。
心配でなりません。
大熊町や双葉の皆さんも、
「家が崩れたが片付ける間もなく逃げて来た」
「先祖の墓がどうなったか見に行く事もできない」
「まだ友人と連絡が取れない」
「家が津波でやられてしまった」
と時折寂しげにつぶやく声を耳にします。
「飼い猫を連れて来れなかった。今頃、どうしているだろう」
という人も。
何も出来ず何もする事もなく、ただ冷たい部屋で待つしかできない。
どれほどの苦しみか悲しみか、私達にはどんな解ったように思えても本当のところではきっとわかりません。

だから私達は助け励まします。
笑顔で彼らに笑いかけます。それしか今はできないから。

今日も昨日も避難所の食事はパン。
見かねた上司が提供した野菜と地元のお肉屋さんの寄附して下さったお肉でトン汁を作り白いご飯を炊きました。
野菜嫌いだったという子も一欠片も残しません。

この未曾有の大災害。
人は結局自分のできる事しかできないのだと私は思い知らさました。
皆さんも多くの方が自分に何が
できるかと考えておられるかと思います。
私のようなものが言う事ではありませんがどうか考えて下さい。もう少し忘れずにいて下さい。
それだけでも十分に意味のある事であると思いますから。

物質的な援助はもっと困っている地が先で構いません。

ただ祈る心と願いだけは福島にどうか送り続けて頂けないでしょうか?

連休が開ければ…

田村市の物流は少しずつ落ち着きを見せはじめています。
相変わらずマスコミも来ない町ですが一般の商店は避難していないところは開けていますし、大規模スーパーも営業を再開しています。
一時期撤退も噂されていましたが一緒にがんばってくれるみたいです。
落ち着いて買いだめに走らず必要なものを必要に応じて買えばきっとみんなに行き渡るようになると思います。

ガソリンに関してだけは私達にも希望になってしまいますが連休開けには落ち着いて来るだろうとの事。
すでに何度か市内のガソリンスタンドにも入っているという話です。
それをちゃんと市民の皆さんに伝えられればいいのですが、方法を考えないと逆に混乱を招きかねないので難しいところです。

でも一時期のように田村市に入りたくないという運転手は減ったらしいですし、避難した社員が戻って来たというところもあるらしいです

あともう少しと信じて、声をあげて私達を支えてくれている人達を信じて、一緒にがんばりましょう。
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冷めないで…

今日というか昨日ですが、そのあたりからテレビでも通常番組が多くなってきたというのは何度も書いた話です。
基本、それに文句はありません。ほとんどいい事を言わない報道番組よりは、大人も子供たちも喜んでいますから。

ただ、誰かがつぶやきました。
「日本人は熱しやすく冷めやすいからなぁ〜」
見る機会が減るに連れて多くの人が震災の事を忘れていかないかと、思うのはなんとなく分かる気がします。
10日が過ぎてもまだまだ何も終わっていない。いつまで続くか先の見えないストレスは避難所の方を含む福島の人々の心と身体に確かに積み重なっているようです。
昨日の夜、私は携帯を広げたまま書き込み途中で意識を失うように寝てしまいました。
私のようなしたっぱですらなのですから
願うのは一刻も早い終息。その日までは皆さん、どうか冷めないで下さい。そして原発停止を祈ってて下さい。

復興はまだ始まってさえいないのですから。
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