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狭間の日 再び

今日は、地元の屋内退避エリアが自主避難推進のエリアになりました。
とはいえ、逃げられる人はもう逃げています。残っているのは逃げられない人と、逃げたくない人。
物資に困っても、この地から離れたくない人と、離れられない人です。
ひょっとしたら再び今日にでも避難勧告が出るのではないかとか、避難エリアが拡大されて今度は田村市全域が。
という噂もあったようなのですが、特に問題なく一日が終わりました。
菅首相の言葉があるからテレビを見てと言う指示もあり、ドキドキしましたが何も大したことを言わず終わってくれました。
地震が始まってからこちら、まともに役に立ったことがあるとは思えない首相の当たり障りのない言葉にホッとしたのは今回が初めてです。
本当に変な事を言わないでくれて良かった。
今日も原発の作業は中断続きで、本当に進展がないのですが、町にはかなりの人や子供が戻ってきました。
地元企業も半分以上が稼働を再開し、町は新年度の事業に本格的に動き出しています。

もう原発から放たれた放射能が、空気や大地に被害を与えているであろうことは皆、覚悟しています。私達はこれからそれらと長く戦っていかなくてはならないだろうという事も。
ただ、これ以上の最悪の事態にならないでほしい。
住み慣れた街で注意しながらでもいい。暮らしていけるだけの平和は残して欲しい。
そして、一刻も早い終息を。

それだけが今の、私達の願いです。

戦いたい。

朝の書き込みは、皆様を心配させてしまったかもしれません。
ただ、私達もそうですが避難所の人たちの心もかなり限界にきているのは事実なのです。先日、避難所の人と職員の間でトラブルが起きたりしました。
原因は、まあそれほど大きなことでは無かったのですが
「お前達に避難している俺達の気持ちが解るか!」「私だって、避難しているんです!」
職員の中にも20km圏内に家があったり、遠距離でガソリンが心配だからと本庁に寝泊まりしている人はいます。職場が30km圏内にひっかかって、居場所がない人も。

その上、避難所の人は本当にすることがない。テレビを見るか、食べるか寝ているか。下手に散歩もできず、おふろにも入れない。
避難所の人たちがイライラするのも解ります。
でも、大熊町の職員の方は心休まる時が無く、私達だって2週間ほぼ休みなしです。
今度の土日も8時30分〜8時で出勤です。少し早く帰れる日や交替で休める日も出てきましたが、スーパーの開いてる時間には滅多に帰れません。
でも、休日出勤手当も残業手当もない。
私達はまし。現場の人はもっと大変と身に染みて解っていますが、それでも皆、イライラしています。

この大震災で情報は大切だと解りました。
でも、ありすぎる情報もまた良くないのだと思います。
事故レベル6だとかの話は後でいいです。今知りたいのは、終息か避難か、危険かそうでないか。極端な話それだけです。

毎日見るテレビはなかなかいいことを伝えてくれません。
終息まで一体、あとどれくらいかかるのでしょうか?
私達は早く、明日に向かって歩き出したいのに。

早く私達を戦わせて下さい!
絶対に地震にも放射能にも負けたりしませんから!

いつまで続く

最初に言います。けっして、けっして現場で作業されている方に文句があるのではありません。
でも、思ってしまうのです。
いつまでこんな緊張する日々が続くのだろうな。と。

地震発生から2週間。福島原発は、今もまだ落ち着く様子を見せません。
とはいえ一時期、まるで死んだようだった町並みは徐々に人の気配を取り戻してきています。
各地に避難した人たちも戻ってきました。
町は避難所をある程度避難された方々に任せ、今年度の事業の纏めと次年度の事業の準備に動き出しています。
けれど、屋内退避のエリアを避難勧告するかとかの話も出ていて、行きつ戻りつして先に進まない原発の作業。
予断を許さないと2週間言い続ける原発に、正直、いつ終わるのだろうと、いつ安心して眠れるようになるのだろうと思わずにはどうしてもいられないのです。
昨日は作業員の方々の被ばくで、作業中断。
その前も煙で以下同文。原発という危険な場所で作業する方達に東電は安全な装備さえ与えていないのか。
1日が過ぎるごとに大地を汚す放射能がばらまかれているのではないかと不安になるのに。
今日もここにいられた。でも明日はと怯える毎日。

まるで結果を先送りにしているようにさえ、私は思えてしまうのです。
命がけの作業員の方々の安全の為にも、一刻も早く作業を終えて欲しい。

ゴメンナサイ。
私はイライラしています。
今、東電の人の顔を私が見たら、絶対に怒鳴りつけてしまいそうです。
でも、本当にいつまで続くのでしょうか。
祈るしかできない。待つことしかできない。
この一歩踏み込めば壊れてしまいそうな氷の上の日々は。
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