【コロナ】感染経路の知見が世界と違う? 専門家8人、国立感染研に質問状【感染研を逃がすな】

感染経路の知見が世界と違う? 専門家8人、国立感染研に質問状

2/1(火) 16:47
毎日新聞

 新型コロナウイルスの感染経路に関する国立感染症研究所の文書が世界保健機関(WHO)など世界の知見とは異なるとして、感染症や物理学などの専門家8人が1日、感染研に対して公開質問状を提出した。感染研は「感染経路は主に飛沫(ひまつ)感染と接触感染」としているのに対し、専門家はエアロゾル感染(空気感染)が主な感染経路と主張しており、感染研に説明を求めている。

 専門家が問題視しているのは、感染研が1月13日に公表した変異株「オミクロン株」に関する第6報。感染研は「現段階でエアロゾル感染(空気感染)を疑う事例の頻度の明らかな増加は確認されず、従来通り感染経路は主に飛沫感染と、接触感染と考えられた」と明記している。

 これに対し、専門家は質問状で「主たる感染の運び手はエアロゾル(ウイルスを含んだ微粒子)で、接触感染はまれであることは世界の科学界のコンセンサスになっている」と指摘している。WHOや米疾病対策センター(CDC)などは、主な感染経路はエアロゾル感染と飛沫感染で、接触感染は起きにくいとの見解を示している。

 専門家代表の本堂毅・東北大准教授(科学技術社会論)は「世界では接触感染が起きるのはまれと考えられているのに、感染研は主な感染経路として、いまだに飛沫感染と接触感染を挙げている。国内のコロナ対策は感染研の見解を基に展開されており、このままでは無用な感染拡大を起こしかねない」と話している。

【コロナ】デンマーク、コロナ規制を全て撤廃 EUで初【コロナは終わった】

デンマーク、コロナ規制を全て撤廃 EUで初

2/2(水) 12:40
CNN

デンマーク・コペンハーゲン(CNN) デンマークで新型コロナウイルスに関する国内の規制が全て撤廃された。政府は新型コロナをもはや「社会的に重大な疾患」とはみなさないとしている。

これに伴い、屋内でのマスク着用義務付けや、飲食店や屋内施設を利用する際の「コロナパス」提示義務、検査で陽性となった場合の自己隔離義務なども撤廃される。

デンマークのマグヌス・ホイニケ保健相は1月31日、「今度の12月がどうなるかは誰にも分からない。だが規制は真に必要な場合のみとし、できる限り早期に撤廃することを国民に約束した」とCNNに語った。

【コロナ】「発熱外来」3割が積極的に公表せず…厚労相、医師会長に協力要請【公表しないのは悪質】

「発熱外来」3割が積極的に公表せず…厚労相、医師会長に協力要請

2/1(火) 21:36
読売新聞オンライン

 後藤厚生労働相は1日、日本医師会の中川俊男会長とテレビ会談し、新型コロナウイルスの感染の疑いのある患者を診る「発熱外来」の約3割が、発熱外来であることを積極的に公表していないとして、改善に向けた協力を求めた。

 厚労省によると、都道府県が指定する発熱外来は全国に約3万5000医療機関ある。しかし、都道府県や医療機関のホームページで「発熱外来」であることを明らかにしている医療機関は約2万3000にとどまっているという。

 後藤氏は会談で、発熱外来の現状について「一部の医療機関に患者が集中しているとも聞いている」と述べ、発熱外来であることを積極的に公表していない医療機関に対し、医師会から検査・診療への協力を呼びかけるよう求めた。

 変異株「オミクロン株」の感染急拡大で発熱外来を訪れる人が急増し、症状があっても検査や診察を受けるのに時間がかかる事態が各地で起きている。

 後藤氏は「検査や診療の予約が取りづらいという声も聞かれる。さらなる拡充をお願いしたい」とも述べ、発熱外来を増設する必要性を強調し、医師会の協力を要請した。

 また、遅れが目立つワクチンの3回目接種への地域医療機関の協力も促した。

 コロナ症状が安定し、重点医療機関から早期に退院できる患者について、地域の医療機関による受け入れ促進も求めた。回復患者を地域医療機関に移せなければコロナ病床が空かず、病床逼迫(ひっぱく)につながるためだ。高齢者施設での医療体制を整えるため、施設への医師派遣への協力も要請した。

 中川氏は、発熱外来については「拡充に努めたい」と応じた。抗原定性検査キットが発熱外来で不足しているとして、優先配分を重ねて求めた。ワクチン接種に関しては「ワクチンさえあれば現場の医療機関はしっかり遂行する」と述べた。

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