物には仕舞われるべき場所があります。

ズバリ、使う場所です。


玄関回りには鏡や身仕度に関するもの、かばん等。
リビングには子どものオモチャや塗り絵、テレビ、洗濯物干しに関するもの、寝間着用の籠。
寝る部屋には本、箪笥、蒲団。
ダイニングキッチンにはCDラジカセ、レシピ本、カレンダーや諸連絡書式。
洗面所にはタオルや石鹸のストック、汚れた服入れ。


こうした、場所に応じた物の配置は
物の価値を埋没させない為にも大切です。

その場所で使わない物を置いていては、物が生かされないばかりでなく、
本来その場所で使うべき物がしまえずに出しっぱなしになり、散らかってしまいます。

また、時間が経つと物を使う場所が変わることもあります。

子育て中ですと、例えば以前赤ちゃんがオモチャで遊ぶ場所だったダイニングも、時間の経過によってダイニングで遊ぶ必要がなくなってしまいます。
料理中の親の近くにいなければ泣いてしまうといった事も無くなります。かつ、オモチャをダイニングにしまう必要も無くなります。
逆にダイニングにあれば、スペースも取られ、料理中に散らかったオモチャを踏みかねず、却って迷惑です。


先日、我が家のダイニングの一角を占拠していたオモチャをリビングに移動し、
そこに以前出しっぱなしだった子どもの通園鞄、通園用の上着を入れる籠を収納しました。

するとダイニングの床に出しっぱなしの物が無くなり、障害物に悩まされる事も無くなり、とてもスッキリしました。

物の配置は、習性の変化によって替える必要があります。
不便を覚える時は、自分や家族の成長があるかもしれません。

自分の成長を抑えない為にも、適時見直しが要るのかもしれませんね。