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5年を前に 所信表明

タカラッシュの公式サイトてコードF−6の情報が更新されてましたね。
今年もどうやら最後の36番目があるようです。
でも、残念ながら地図のダウンロードはまだ。
17日からですって。
道の駅の配布もそれくらいからですかねえ。
一応、今週末も道の駅や知り合いの人に聞いて地図の配布はいつ頃になるか聞いてみようと思います。
手に入れたら報告しますね。
>皆さん&シェリーさん

さて、東日本大震災と原発事故から間もなく5年が過ぎようとしています。
今年は5年という節目なので、毎年の中にもさらにマシマシで色々な記事が出ています。
新聞とか、週刊誌も特集組んでますね。

で、5年目を目の前にして、私の言いたいことと、今後のブログについて。
少し長くなりますがお付き合い下さい。

今日のニュースにこんなのがありました。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1603090041.html

まあ、こいうのを見ると
「コルシカ島は元々チェルノブイリの関係でガンの発症率が高いんだ」
とか色々始める方もいますが、私はそう言う方を否定するつもりはないです。
福島に関する情報は今も色々。
安全という人もいるし、そうでないという人もいる。
それぞれがそれぞれで判断すればいいと思います。

ただ、それを人に押し付けるのはどうかなあ。
と私は思うのです。


私は基本福島民報を購読しますが、秀悦だったと思う福島民友の連載が2月末までやっていた
「ゆがみの構図」です。
福島を知らない人が、福島を「フクシマ」として語る。
それが時として福島に住む人を傷つけている。という記事でした。

一例として絵本作家松本春野さんの例が挙げられています。
松本さんは震災の翌年に「ふくしまからきた子」という絵本を出版されました。
福島から広島に避難した少女「まや」の心情を描いたこの作品は一部の高評価とは正反対に福島の人間からは複雑な思いで受け止められました。

www.minyu-net.com

…まあ、読んでみると解るんですが、参考文献武田氏という感じで反原発、反核のイメージが強い作品だったんです。
そしてふくしまから来た子はかわいそう。
ふくしまにはもう住めない。
そんな流れでした。

でも松本さんに感謝したいのはそこで「何を言ってるんだ?」とも「自分は正しい」とも思わないで下さった。
そして実際に福島に赴き、その目で福島を見て、福島の人たちの話を聞いて下さったのです。
その結果の言葉が

『「私が疑問に思うことは全て、現地の人はとっくに疑い、対策を議論していた。そんな当然のことが分からなかったのは『真実を知っているのは自分の方』とのおごりが無意識にあったからかもしれない」


 個々の事情を理解せず、福島を被災地として象徴化しようとしていたことに気付いた。
(中略)
 将来、県外の人から差別的に見られた時、放射線の正しい知識などに基づいて説明できるような教育が県内で始まっていることを、松本は二本松市の主婦から聞いた。


 衝撃を受けた。県外の人が無意識に差別に加担する構図が頭に浮かんだ。「原発事故後、私たちがしてきたことの結果がこれなのか』

松本さんはその後、続編として「ふくしまからきた子 そつぎょう」を書いて下さいました。
この本を書かれた事で、そして反原発の集会で
「私たちはもっと、福島に暮らす人々の声から学ぶべきなのではないでしょうか」
と発言したことで松本さんは反原発の方々から凄まじい罵倒を浴びたそうです。
ですが、その上で

「福島県の人間は本当の事を知らないのではないか」という『当事者軽視』があるのではないか?」
と語っておられます。
https://twitter.com/HarunoMatsumoto


本当に優しくて、強い眼差しを持った方なのだと今では尊敬しています。

上記連載の第二話には

 原発事故などの問題を何とかしたいと考える県外の人が、その共通認識を県民に求め、「福島県民にこそ問題解決に取り組んでもらいたい」と望む構図に気付いた。「原発事故の極悪非道さを強調すれば県民は立ち上がると考え、『ここに住んでいたら必ず健康被害が出る』などと外からのメッセージを送るのも、同じ構図だろう」


 「東京電力や政府に、福島県民はもっと怒るべきだ」。社会問題への意識の高い人が県外から発するそうしたメッセージは、時として県民を困惑させてきた。



ともあります。
福島は被災地でもありますが、ごく普通の人間の住む、当たり前の場所でもあるのです。
過疎に悩んだり、少子高齢化。一方でアニメファンもいて、それを狙う転バイヤーとかもいて全国各地とどこも変わりません。

「原発事故という『日常を超えて起きた出来事』に対峙(たいじ)していると考えると、人は傲慢(ごうまん)になる」

とは南相馬に腰を降ろして下さった精神科医の先生のお言葉。
そしてそれを私はブログを通して凄く感じてきました。
コメントや拍手を通して罵詈雑言を言ってきた方はホントにたくさんおられます。
私自身、自分の在り方や書いたモノに対しての甘さがあってご迷惑をいろいろとおかけしたこともありました。
他人を傷つけてしまったこともあったかと思います。
心からお詫びし申し上げます。


5年前。
ブログを開設した当初、避難してきた大熊町の方が町に戻れるようになるまでこのブログを続けると決めました。
私は、これからも上に止められるか、その日が来るまでブログを続けます。
ここで、基本、能天気に。
時に真面目に福島の今の欠片を伝えて行こうと思います。
福島に生き、福島で食べて、眠り、笑い、怒り、泣き、楽しむ。
そんな当たり前の「福島」を発信していく事。
それが、一人の人間として地域の為、福島の為に自分が一番できることだと思うからです。

なので、よろしければこれからもそんなブログにお付き合い下さいませ。
どうぞよろしくお願いします。

一番は福島を、東北を「楽しむ」こと。
当面はコードF−6ですね。
その後、東北道の駅スタンプラリーかな。
今年もやるぞ


なお、反原発や、反福島も否定はしませんがここでは突っかかられたら即座に切り捨てます。
悪しからず。
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