未来構想

一軒家でも、マンションでもいい。
庭か畑が必要だ。欲しいのだ。


朝は自然の光をじっくり浴びてゆっくりとエンジンかけて目覚めていきたい。
僕には自然が必要だ。
きっとゆくゆくは本当に田舎に帰っていくのかもしれない。
そんな気がするから。そんなつもりで生きてく。

もう僕にはコンクリートのみの街では難しい気がする。
生まれ持ったリカバリーパワーはもう底をつくのかもしれない。


特別、ガーデニングや家庭菜園が好きでも得意でもないけれど
息抜きに触れたらいいかもしれない、そう思うようになっている。

1021 Fly DAY 後編

業務はいつも通りの量。
同僚の案件の内校をしたり、比較的手が空いていたので、それまでの案件の原稿や資料を整理したり、次回のための記録や引き継ぎ資料を作ったり。ゆっくりと、頭と心の整理も兼ねて。
やったことのない作業には少し抵抗があったけれど、特段問題なくこなした。

問題は夕方からだった。
誤植発覚で、対応に追われた。
発覚直後は原因追及や見積もり、今後の段取りの手配諸々でばたつく。主に上司が。僕は原因追及と修正だけ。
とはいえ心中穏やかでない。

しかもこれはイレギュラーな業務で、これが落ち着いた後ー思いっきり残業時間に入ってからー本来の業務が戻ってくる。戻ってきた。上司もへとへとだ。月末に向けての経理処理しながらだったので、ため息ついている。
比較的ページ数もあり、原稿もやたら複雑で骨の折れるヤツ。どこが折れるって、レイアウトではなくて校閲的な部分。
毎度二人で入念な確認と検証をし、必ず出てくる疑問点を全て文章に起こし、校正とともに相手方に送る。
しかも今回の案件なんと半年ぶりに戻ってきたモノで、前回の指示との齟齬なんてものがあったので、どう説明したものか頭を悩ませた。忙しい人なので履歴を辿らせるのも、かといって経緯を書き連ねても冗長になり、混乱させるかも知れない。
そもそも戻ってきた時点で(資料とは別に)当時の記憶や感覚を呼び起こすのに苦労もした。
「もう、こんな時間ですし、ゆっくりやりましょうw」上司に笑いかけた。
榊に念の為の「遅くなるよ、」の電話を入れてきた後だった。

結局そこでの榊の予想通りの+1時間強かかり、業務を終え、オフィスを閉めた。
イレギュラー処理の後から、壇(※月へんの方で)中のあたりが張って張って脂汗をかくレベルで仕方なかった。投薬している間は軽く痛む程度で済むが、休薬したらコレだ。しかもそんなタイミングに限ってのハードモードって。

さらりと上司と別れた後は、もうそもそも遅いし、無理せず休み休み帰ろうと思った。
カフェかイートインスペースで一息入れてから帰るか、とも思ったが、そこは金曜日。健全なカフェは閉店作業始めているし、開いているところは賑わっている。なんなら酒飲んで盛り上がっている賑わいが街全体に滲み出ている。
(これは早めに帰ったほうがよさそうだ)
決まれば足早に向かう。

てっきり寝ている思った榊に、念の為の状況報告を入れたら、数分後に反応が。
思わず電話をしてしまう。まどろんでいたところのようだった。しかしその後は目が覚めたのか、しつこく?メッセージが届き、なんと駅の近くまで迎えに来てくれた。


家に帰り、最低限のことを済ませたら諸々の誘惑に打ち勝ち、いつもの時間に床にすべりこんだ。
「こんな日もあるさ、」と思って、この日も薬を飲まなかった。
最悪何かあっても休日だし、とたかを括った。そう、つまり、その翌日に当たる今日は見事に撃沈している。


まぁ、こんな日もあるさ。

1021 Fly DAY

一昨日、抗うつ剤を休んでみた。

半月前は結構積極的に薬を休んでみたのだが、
それによって生じるダウンに対応しきれなかった(と自覚できた)ので、
無理はやめようと、そもそもの医師の助言通りの"週イチ程度"目標に切り替えた。


翌朝、懐かしい気怠さはあるものの、投薬前ほどの絶望さはなくて。

(まぁ気にするな。人生、快晴や希望通りの気候ばかりじゃない)と自分に声かけながら、朝をやり過ごす。
少し前なら湯を沸かすことさえ億劫どころか苦痛のレベルだった。今は元通りできるように戻りつつある。


朝食、食欲がやはり起きにくいが(低血圧のため、完全覚醒に時間を要する)、
そこで無理して食べることをやめ、
コーヒーや汁物、食べられそうな物、極力あたたかいものを摂取した。それで良しとした。

以前なら無理して
「食べなきゃ。食べなきゃ、具合が悪くなって遅刻とか仕事のパフォーマンス落ちる」
と詰め込んだり流し込んだりしていた。それで余計に自ら具合を悪くしていた節がある。



そんな日に限って、通勤途中に軽いストレスからパニックを起こしかける。

基本無言の通勤車両なのだが、今日は幼稚園児連れが、2人も乗ってきて。どちらも本当に品のいい親子であったのだが、子どもの声のトーンがどうにも(小声でお喋りするよう努めてくれていたが)今の僕にはツラいもので、ラストの数駅(だったため)、降りるか耐えるか葛藤しながら乗り続けた。

子どもが少しずつ状況を理解し、場慣れし(適応能力の高い、素晴らしい子であったのだ。本当に)お喋り自体もなくなってきたことで、僕の意識は段々と自己観察と対話に向かう。

「ストレスを感じる」自分への罪悪感。それが対子どもとなれば尚更で。
しかしストレスを無視することは、自分を無視することであり、苦行を強いている。
ツラければ降りて次の電車に乗るなど、回避行動をすればいい。反応(感情)や行動に対して自らを悲観することはない。むしろ対応したことに誇りを持っていい。

今回は耐え忍ぶことを選び、降車駅まで我慢してしまい、降りた途端に疲れてしまった。
とりあえずコンビニ。時間に余裕があればカフェでもいいのだが。
朝食が少なかったので余計にストレスには打ち勝てなかったのだと思う。舞茸おこわを食む。
茸と餅米を欲するのは、気を補う所以。

遅刻せずになんとか出社。
素知らぬ顔して上司とその日の案件を確認し合っていたら

「大丈夫か? 目の周りが白いというか黄色いというか、顔色が変だぞ」

やっぱりこの人の目は恐ろしい。
虫眼鏡ないと書類見えないのに、人の顔色(物理的な)はすぐわかる。
通勤中にこうやって体調崩した時は大概言い当てられる。
とはいえ、些末すぎることなので、まぁ大丈夫です、と歯切れ悪く返す程度にとどめておいた。
もうそれも1時間程度で忘れられ、夕方には吹き飛ばされることになるのだけれど。
<<prev next>>
カレンダー
<< 2022年10月 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31