2weeks and

果たして上司不在の怒涛の2週間は終わった。
(不在と言っても、どうしても分からないことがあったらメールや電話をしていたけどね)


空いている時間の電車で
上司が出社してくれた。

駅から10分〜15分のところを歩いたために、かなりしんどそうに現れた。

ただでさえ通勤時間1時間以上かかる地元から、全員分にお詫びのお菓子なんか自分の手で持ってくるから。

そんなの、いいのに。
重篤にならず、こうやって復帰してくれれば、それだけで何よりなのに。本当に。



すっかり肩や上胸のあたりがスッキリというか貧相になって、見るからにやつれていた。

まだ声も出切らないし
長時間は話せない

少しずつ活動的にはなってきてるけれど


引き継ぐ物量と
病み上がりの頭と体じゃ
大変だから


簡単なものはこちらで済ませてしまって
それ以外は
少しずつ少しずつ
上司のペースで物を進めた。


この2週間で
社内のコミュニケーションは
ガラリと変わった。

きっと上司はびっくりしてると思う。浦島太郎かも。



この上司って人が、そもそも凄すぎるし、頑張りすぎるし、仕事隠すから
(連絡受けたことを、まぁ俺がわかってれば「今は」誰にも共有しなくていいよね、をギリギリまで貫く人。
そんでもって急に休まれると、みんなが「こういう問い合わせあるけど、どゆこと!?」と大騒ぎ)


みんな、甘えたり、知らない分からないできないままだったり。

とはいえ

業務をしながら
教えるっていうのも面倒だし
お互いになぁなぁできてしまった。


そういう意味では
半強制的にそういう環境に投げ込まれて
揉みに揉まれて
みんなそれぞれに成長した。



僕は、10年以上在籍していながら、裏方実務でできることが、ほとんどなかったのに、ここで一気に増えた。

そしてデザイン力があがった。
かなり短い時間で作れるようになったし
一人でブラッシュアップさせられるようになった。

上司やクライアントからほぼ1発OKをもらえることが通常化し始めている。これはかなり嬉しい。

実務こなしながら
パートさんたちの仕事のチェックをし
自分の案件もこなして

なんとか2週間乗り切った。


悲しいかな、閑散期に輪をかけて閑散状態だったという、ラッキーもある。
(有給消化しようとしてたんだから)
自分でも信じられないくらいだった。ミラクルだ。