1021 Fly DAY

一昨日、抗うつ剤を休んでみた。

半月前は結構積極的に薬を休んでみたのだが、
それによって生じるダウンに対応しきれなかった(と自覚できた)ので、
無理はやめようと、そもそもの医師の助言通りの"週イチ程度"目標に切り替えた。


翌朝、懐かしい気怠さはあるものの、投薬前ほどの絶望さはなくて。

(まぁ気にするな。人生、快晴や希望通りの気候ばかりじゃない)と自分に声かけながら、朝をやり過ごす。
少し前なら湯を沸かすことさえ億劫どころか苦痛のレベルだった。今は元通りできるように戻りつつある。


朝食、食欲がやはり起きにくいが(低血圧のため、完全覚醒に時間を要する)、
そこで無理して食べることをやめ、
コーヒーや汁物、食べられそうな物、極力あたたかいものを摂取した。それで良しとした。

以前なら無理して
「食べなきゃ。食べなきゃ、具合が悪くなって遅刻とか仕事のパフォーマンス落ちる」
と詰め込んだり流し込んだりしていた。それで余計に自ら具合を悪くしていた節がある。



そんな日に限って、通勤途中に軽いストレスからパニックを起こしかける。

基本無言の通勤車両なのだが、今日は幼稚園児連れが、2人も乗ってきて。どちらも本当に品のいい親子であったのだが、子どもの声のトーンがどうにも(小声でお喋りするよう努めてくれていたが)今の僕にはツラいもので、ラストの数駅(だったため)、降りるか耐えるか葛藤しながら乗り続けた。

子どもが少しずつ状況を理解し、場慣れし(適応能力の高い、素晴らしい子であったのだ。本当に)お喋り自体もなくなってきたことで、僕の意識は段々と自己観察と対話に向かう。

「ストレスを感じる」自分への罪悪感。それが対子どもとなれば尚更で。
しかしストレスを無視することは、自分を無視することであり、苦行を強いている。
ツラければ降りて次の電車に乗るなど、回避行動をすればいい。反応(感情)や行動に対して自らを悲観することはない。むしろ対応したことに誇りを持っていい。

今回は耐え忍ぶことを選び、降車駅まで我慢してしまい、降りた途端に疲れてしまった。
とりあえずコンビニ。時間に余裕があればカフェでもいいのだが。
朝食が少なかったので余計にストレスには打ち勝てなかったのだと思う。舞茸おこわを食む。
茸と餅米を欲するのは、気を補う所以。

遅刻せずになんとか出社。
素知らぬ顔して上司とその日の案件を確認し合っていたら

「大丈夫か? 目の周りが白いというか黄色いというか、顔色が変だぞ」

やっぱりこの人の目は恐ろしい。
虫眼鏡ないと書類見えないのに、人の顔色(物理的な)はすぐわかる。
通勤中にこうやって体調崩した時は大概言い当てられる。
とはいえ、些末すぎることなので、まぁ大丈夫です、と歯切れ悪く返す程度にとどめておいた。
もうそれも1時間程度で忘れられ、夕方には吹き飛ばされることになるのだけれど。