2014-9-28 19:19
ブーローニュの森でスケートを
カレンダーの図版をパネルに仕立てた。
ルノワールの冬の絵。
額はつけなかった。本音は面倒だったから。でも結果それでよかった。
絵が閉じ込められることなく、外界と接して、あわよくば侵食しようとして。
その活性と存在感が僕をわくわくさせる。
「ねぇ、見て。」
僕は榊に何か言って欲しくて、甘えた。
「ん? あれ? どうしたの?(笑)」
榊も、気づいて、なんだか可笑しそうにしていた。
「気に入ってたカレンダーの絵をね、パネルにして飾ったんだ。
嫌だった?
鴨居にのせてるだけだから、すぐはずせるよ」
「いや、いいよ。」「お前が、してもいい? て聞かずにやるなんて珍しいね」
あぁ確かに!