地方版である福島民報では今朝の記事で載っていましたが、yahooや全国ニュースでは今日の夕方あたりから出ていたようですね。
政府は放射性物質の中間貯蔵施設を第一原発の側である双葉町に建設する意向を警戒区域となる各自治体に通達したそうです。
そして、現在の避難区分をさらに三つに分け、準備区域と、居住制限地域、そして帰還困難地域とするということでした。
準備区域は生活のインフラ整備を整え来年3月から徐々に帰還できるように進めていく。
居住制限地域は数年間かけて除染を行い、放射性物質の低減を図る。
そして年間の被ばく量が50ミリシーベルトを超えそうなところは帰還困難地域として数十年の居住禁止とし土地を国が買い上げる方向で行くという話です。
中間貯蔵施設はどこかに作らなければならないわけで、それが事故を起こした原発の近くになるのもある意味仕方ない話だと思いますがそれが現実になってしまうと、双葉の皆さんは、故郷に帰るのが難しくなってしまいます。心中穏やかではいられないだろうな、と思います。
そして、計画的避難区域近辺は居住制限と帰還困難地域になるという話。
浪江、葛尾、飯館など原発の恩恵を殆ど受けていなかった地域が、一番の悪いくじを引かされたということになってしまいます。苛立つ声を何度か耳にしました。
ちなみに鉄腕DASHのダッシュ村は、現在の所で言うなら居住制限地域、最悪の場合は帰還困難地域に入る可能性があります。凄く、すごく悔しいです。
田村市はそれらの地域と隣接しています。
その為、警戒区域からの避難の方はとても少ないのですが放射線数値は低くても結局のところ、他人事ではいられないのなら、いっそもっと積極的に動けばいいのに、と思うのです。
除染や帰還を目指す人達の中継基地として。
皆、故郷へ戻る夢を捨てはしない。
だから、その手助けをするのが田村市の役目ではないかと私は思っています。
下っ端公務員の戯言ですが。