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福島で生まれ育つ幸運

毎日、昼間は本気で暑いのですが夜になるとぐっと涼しくなってきました。
そのせいか、昨日はちょっと体調を崩してダウン。
仕事から帰ってきてすぐに寝てしまいました。
気が付いたら朝の4時ってなに?
今日は幸い仕事休みなので、しっかり体調を整えようと思います。
子供達も夏休みはもうすぐ終わり。宿題などもラストスパートのようです。

昨日の新聞に甲状腺ガンの検査の結果、ガンの確定が18人になったという記事が載ってました。
原発事故の影響は否定とあります。
甲状腺ガンの子供の発症については10万人に1人というのが定説で、それと比較すると検査対象18万人に18人というのは10倍の確率だ、と大騒ぎするネットの方は多いのです。
福島に生まれる子供達は可哀想だ、と。
でも、私の考えは異なります。

発表された検査対象の詳細を見ると人数にほぼ正比例してますし、10万人に1人というのは発症率で無く発病率であり、潜在的に甲状腺ガンを持って生活している人はもっと多いと言うことですから、今のところはそんなに焦る結果ではないのではないかと私個人は思っています。
勿論、楽観視はしませんが。
それよりは汚染水の流出とか東電の相変わらずの適当な体質の方がよっぽど心配。
そして放射能の影響を気にしてしまう、心の問題の方がよっぽど深刻なように思うのです。

今までも何十年も子供と関わってくれば何年かに1人ないし2人くらいは障害を持っていたり、難病を抱えていたりする子と出会ったりします。
そういうのは殆どの場合、誰のせいでもなく、言葉は悪いですが神様のくじ引き。
100人子供が生まれれば全国統計でも3〜5人に何かしら健常と言われるのとは違う何かが見つかるものなのです。
幸い、私が原発事故後、生まれ出会った子は殆ど健常でしたが、障害を持って生まれた子の保護者は
「原発事故の影響じゃないか?」「自分の選択が間違っていたからこうなってしまったのでは?」
と悩んだり苦しんだりしているという話も耳にします。
原発事故の罪深いところはそういう事を、何の罪もない「親」にそう思わせてしまうところにあると私は思います。
原発事故が無ければ、誰が悪いのでもない。
それも子供の個性ともっと前向きに考えられたのかもしれないのに。


だから、むしろ逆に考えるのです。
福島で生まれ、育つことはラッキーだと。
検査や医療補助が充実し、全世界から最先端の医療技術が福島の為に集まってきます。
早期発見された甲状腺ガンの子供達がガンが原因で死亡することはまずないでしょうし、他の病気も早期発見治療で完治、根治が見込めます。
たくさんの人に支えられ、見守られて育つ福島の子供達。
彼らは決して不幸ではないと思います。

子供達のこれからの情報は注意深く観察しつつ、子供達の笑顔を守っていきたいと思います。

ま、とりあえずは夏休みがもうすぐ終わる子供達に宿題確認することが先ですけどね。
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