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彼らも福島の住人

夕方の防災無線でこんな放送が流れてました。
「常葉町で猿が目撃されました。
 室内に侵入してくる可能性があるので、窓や玄関は閉めておきましょう」
 後で聞いたところによると、日本猿と思われる猿が、常葉の保育所近辺で目撃されたのだそうです。 
けっこう大きなサルで大人の猿らしいとのこと。
柵の上を悠然と歩いて行って屋根を伝って森の方へ行ったとか。
常葉は山の中ですから熊とか、猪が出たの話はたまに聞きますが、日本猿が出たというのは私が聞く限り初めて。
子供や若い人はけっこうビックリして怖がっているようです。
一匹だけ、なんですかね?
家族とかいるのでしょうか?
どこかの動物園とか施設から逃げてきたのか、それとも野生のサルなのか。
まだ果物とかが生る季節ではないですが、だからこそ人里に餌を求めて出て来たのかもしれません。
人間に危害を加えないでくれれば、こちらも攻撃とかしないですむので、どうかお互いに係り合わず、手荒なことにならないでくれればいいなあと思います。

福島は自然が豊かなところなので、今も山の中にはたくさんの野生動物がいます。
胡桃の木にはリスが寄ってきますし、たまに道路を横切る狸とか、キツネも見かけます。
彼らも福島の住人で、ある意味原発事故の被災者でもあります。
私達は除染だとか、避難だとかできますけど、彼らはできませんからね。
現に野生のイノシシとかからはかなり高いベクレルが出ていると聞いています。
放射能が悪影響をもたらすのなら、真っ先に被害が出るのは彼らなのでしょうが、彼らはそんなことを知る由もなくゆったりとマイペースに生きています。
全てを受け入れて悠々と生きる彼らを私達も見失った方がいいのかもしれません。

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