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【ネタ草稿】Darkest King(仮)



寂しそうに笑うから。
辛そうに、笑うから。
何だか、他人に思えなくて…

つい、背中を貸してしまったんだ…




*Emperor of apart from others*




世界ってのは重なり合い、影響しあっているとかなんとか、晴天の空の下誰かが言っていた。
とはいえ、こんなに晴れた昼下がりにそんな宗教じみたことを教室内でじっと聞いているなんて僕には出来ないわけで。
結果として夢の国へと逃亡を試みるわけだけど。
仕方ないだろう?
実際に興味があったのは紋章学。
だけど、今初老の教授が長々お話くださっているのは宗教史学。
正直、無宗教な上に不信心者な訳だから、興味なんて塵ほども無い。
こうなったら、もう麗らかなとまでは行かなくても連日の冷え込みが嘘のように暖かく晴れた日に外で遊べないのなら寝るしかないではないか。


うとうと、とし始めたときに残念なことに教授に名指しで当てられた。
う、話なんて聞いていないのだから勘弁してくれ、とか思ってはいたのだが、質問が一般教養レベルだったので助かった。

「明けの明星とまで謳われた存在だったが、結果として堕天したのはなんという天使であった?」

少し考えるそぶりをしてから、答える。

「ルシフェル、です」

初老の教授はむっつりと頷いて話を再開した。
どうやら、眠りそうな僕を目敏く見つけたらしい。
内心盛大に舌打ちしながら致し方が無いので、静かに講義に耳を傾けた。
まぁ、つまり、子守唄代わりにしただけである。



***◇*◇*◇***



真っ暗な世界にいた。
其処には光は届いていないようで、不思議なことに自分自身がぼんやりと光っているようだった。
漆黒で塗りつぶされた闇の中で自分だけが浮き上がって見えるのはそういうことなのかもしれない。
そんな事を考えつつ、どうやら此処は夢らしい、と考える。
さっきから感覚が鈍い。
それもあるけれど、ふわふわと宙に浮いたままで足を動かさなくても僕が思ったほうへと進めるからだ。
にしても、此処が何処だか全く解らずに困り果ててしまった。
やれやれ、なんて思っていたときだった。

「其処で何をしている」

重々しい言葉と共に急に真正面に背の高い男が現れた。
全身真っ黒な装飾の服を着ているのにこの闇の中で何故かはっきりと見える。
僕は首を傾げつつ質問に答える。

「いや、何も、というかこれ、夢だろうし」

そう答えれば、男は驚いたようで、怖いくらいに整った眉目秀麗な顔が若干驚きの表情を見せた。
全く、神とはかくも不平等なのか、なんて僕は嘆息する。
黙っていられるとまるで緻密に作られたビスクドールのようだ。
あまりに美しいのに男らしさも失わないだなんてどんだけ完璧なんだ、と文句位言いたくなるではないか。
そんな中で男は、信じられないとでも言うように一言言った。

「ただの人間が此処まで来て平気でいる、だと?」

独り言なのか、なんなのか、僕は取り敢えず、早く目が覚めないかなぁと寝る前とは間逆のことを思っていた。
すると、男が少し、困ったような表情でこちらを見ている。

「お前、帰れなくなるかもしれんぞ」
「は?」

間髪入れずに聞き返す。
たかが夢で帰れなくなってたまるか、それじゃ永眠じゃないか。
そんなのは御免こうむる。
そう、まさにそのときだった。
闇の奥の奥の奥から尋常じゃないくらい太い鎖が伸びてきて、男に絡んでいった。
男は、嘆息と共に、時間か、なんて零してそのまま引き摺られていこうとしていた。
折角の目の保養財が、とか夢だから悠長に構えていたのに、鎖は何故か私にも伸びてきた。
僕の中の野生の何かが告げていた。
其れに捕まれば、戻れない、と。
必死の体で鎖とのおっかけっこを始める。
こんなところで永眠とかは願い下げなのである。

「だぁぁあああっ!!ウザったい!!!!」

そう僕が叫んだときだった。
その声に驚いたのか鎖が弾けるように粉々になった。

「今のうちだ、逃げろ」

そう言われて、ようやく、引き摺られている男が不可視の力で僕を助けてくれたのだと知った。
男は既に諦めているらしく、抵抗らしい抵抗はしていなかった。
鎖を砕くほどの力があるにも拘わらずだ。
助けてもらっておいて見捨てることは何だか僕は許せなくて。
引き摺られていく男の目があまりに哀しくて。
何故か、初対面の男を助けるために走っていた。

「駄目だ!逃げろ!!」
「だったら、アンタも一緒に逃げよう!」

そう言ったら、男がこれ以上は開かないというほどに目を見開いた。
そのとき、ようやくその男も生きていると感じられた。
それくらい、男が表情を変えたのだ。

「共に?我と…?」
「あんた以外に此処にだれかいんのか?僕には見えない!」

そう言ってようやく追いついた僕は鎖と男を引き留めるように引っ張った。
男はまるで、迷子になった子どもが再び母親に会ったときのようななんとも言えない目をしていた。
その瞳は不安で揺れ、酷く不安定だった。
僕はそっと、微笑んで、もう一度、言う。

「どうせなら、あんたも一緒に逃げよう?」
「共に…?」
「そ、一緒に」
「言っている意味が解っているのか?」
「知らん。取り敢えず一緒に逃げようとは言ってる」

あっけらかんと僕が答えれば、男はくっくっと喉奥で笑い、言い放った。

「面白い娘だ。我が誰か知らぬまま誘うか。良いだろう、共に在ろう」



***◇*◇*◇***



気付いたら講義は終わっていて、僕は講義室に居た…。



To be continued...

+

大学から失敬w



大学の情報室コアとやらから打っていますが、この鍵盤打ちにくいことこの上ない。
薄さ重視は解るんですがね…。
エンターとかの横にpgupとか置かれると間違って押す確立が上がるじゃないか、とかねww


とりあえず、今日は友達と久々に飲みに行きますよ〜
っても、皆5限迄ある故に私だけPCいじって待ってるわけですがね。
本当は座ってやりたいんだが、どうにも座るほうの席が空いていないので立ちっぱですよ、と。
おまけに鍵盤打ち辛くてイライラ…。
くそ、普通のにしてくれ。
いつもの感じで指持ってくと行き過ぎるし…。


そんなこんなで暇を潰してるんですが。
どうせなら、なんか、話題でも、とは思うんですがね。
どうも、最近忙しすぎて何も無いんですよね。
とりあえず、すごく嬉しかったことは一つあったので暇つぶしにうへへしますwww


昨日なんですけど、バイト帰りにむしゃくしゃしたのでとりあえず気晴らしにゲーセン行ったんですよ。
そうしたら、よく構ってくれるお兄さん方から、ご飯いかないか?て言われまして。
しかも、聞いたら、ジャズライブが聴けるイタリア料理店でしたww
行きたい的意思表明はしたんですが、如何せん、そのときの手持ちが侘しくて;;
お兄さん方に正直に言ったら、なんと!!
奢ってくれました!
本当に申し訳ないと思いつつ、でも有難う!!
だって、そこの料理本当に美味しかったんですよ〜!
ピザが本当に美味しくて。
でも、かぼちゃのグラタンがほんっとに頬が落ちるくらいに美味しくて、実はかぼちゃ苦手なんですけど、全然平気でした。
そのくらい、あそこのかぼちゃのグラタンは美味いんです!!
あのかぼちゃとホワイトソースがかなり合う!!
最後に食べたチョコレートムースも絶賛でした!
次はちゃんと自分のお金で食べに行きたいです。
お兄さん方、本当に有難うございました&ご馳走様でした(平伏


どうやら、来月も行くらしいのでもし邪魔じゃないなら連れて行ってください!!
そん時は誰か僕も友達誘って行こうかなぁ←


さて、もっかい席無いか見に行きますそんでは〜ノシ





+

【バトン】まぁ勢いで答えてみたw



○×【14】


○か×で答えてねシリーズ。
内容の関連性はありません。
理由を添えても構いません。

・今の年齢は奇数だ
⇒×
・携帯にアンテナがついている
⇒○
・自分のアドレスは比較的長い
⇒○
・絵文字はあまり好きじゃない
⇒○
・最近食べた麺はうどんだ
⇒×
・一週間だったら土曜日が好きだ
⇒×
・今は服より本が欲しい気分だ
⇒○
・音楽の流行りについていけてない
⇒ある意味○
・幼少時は虫が掴めたが今は無理だ
⇒×
・住んでいる所は田舎だ
⇒×



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エムブロ!バトン倉庫
mblg.tv
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取り敢えずノリですよ、ノリw


+

【ネタ草稿】Vendetta:02



知っていようがいまいが、同じコト。
結局、エピローグも締めの言葉も、何を選んでも同じコト。
始まったモノには終わりがあるってコト。
ただ、ソコに加わるどうかしか人には選べないのだから――…



*Unlucky Encouter*



私は欠伸を噛み殺しながら、授業の終了を待っていた。
気まぐれで、久々に出てみた講義は見事に睡魔を呼び、教室内はほぼ全滅に近い。
私は伸びてきた髪の毛を耳にかけて一応起きているという姿勢を作る。
ソレにしても眠い。
三人掛けの机には、私しか座っていないコトもあり、何をしようとも見咎める奴なんていない。
しかも最後尾だ、寝てしまってもいいような気になる。
それでも起きているのは、半ば意地と、自分の中の奴と揉めたくないという理由以外にはない。
ふぁ、なんて気を抜けばスグに欠伸が出てくる。
やれやれ、なんて思っていた。
その時、だった。


パリッ…ン…


ガラスに皹が入った時の様な音がした。
同時に私の中の奴が静かに告げてくる。

―昼間だって事を、あ奴等は配慮などせぬようだ…―

私は、はぁあ、と今度は欠伸でなく溜息を盛大に吐き出して、立ち上がる。

―場が出来ているようだ、むぅ、コレはいかぬ。
昼の者が一人巻き込まれておる…―
「ソレを先に言えっての」

実際には私の中の奴の声は私にしか聞こえていない。
つまりは、周りから見れば、急に立ち上がり、独り言言っているようにしか見えない訳で。
望んでるワケもない注目に気付いて、私はそそくさと教室を後にした。



廊下を足早に歩きながら、私は奴との会話を続ける。

「で?状態は?」
―良くは、無いな。
…どういう事だ…闇が闇を屠っておるとでも言うのか?―
「どういうコト?」
―そのまま、だ。
…百聞は一見に如かず―
「見た方が早い、か…」
―そういう事だ―
「了解」

大学構内の廊下の突き当たりを左へと折れる。
そうしてエントランスに出るわけだけれど、私は濃密な闇のニオイに顔をしかめた。
けれど、行かないワケにもいかずに、私は常人には見えないだろう世界の綻びから場の中へと侵入したのだった。



私は自身の気配を絶って、進んでいく。
闇によって生成された場は、現実であって現実でない空間だ。
ぱっと見は変化が無いように見えるだろうけれど、本来の世界ではない。
だから少なからず歪みが生まれる。
時の流れが違っていたり、する訳だ。
一番違うのは、恐らく物質だろうと思う。
場の中で破壊された物質があったとしても昼の世界、つまる所現実には一切影響が出ないのだ。
ただし、唯一例外があるとすれば、命あるものは影響を受ける。
首を切られれば、死ぬ。
死ねば、現実に戻っても首から血を撒き散らして死ぬだろう。
場ってのはそういうリスキーな空間なのだ。
だって、そうだろう?
常人は気付かないし、見えない。
悪魔に襲われたって誰にも助けて貰えないのだから、ね。
なんて、コト考えたのは巻き込まれたらしい常人の末路がどんなものであっても動じない為だったりする。

「出来れば、生きてて欲しいんだケド、ね」

そう呟いて、場の中枢へと足を踏み入れる。
ソコは大学のエントランスホールだ。
ものの見事に破壊されている最中だったが。
赤と青の男が悪魔相手にクレイジーなダンスをキメている。
青の男が庇うように背に回している女性が目に入り、奴に聞いた。

「昼の人間てのは、あの人か?」
―そう見てまず間違いないだろうよ―

ふむ、なんて私は顎に手を当てる。
見ていて、この場合、同情してやるなら間違いなく悪魔の方だと思った。
赤い男は何口径あるんだか考えたくも無いデカい銃で悪魔を粉砕しているし、さらにタイミングを見ては背にした大剣で悪魔を薙ぎ払っている。
言っておくが、悪魔も一応はそれなりに力を持っている。
普通の人間ならまず勝ち目はないハズなのだ。
例え、核を以てしても傷一つつかないだろう。
だからそれなりに特殊なモノでなくては、太刀打ち出来ない…ハズなのだ。
なのに私が見ている間にも赤い男によって悪魔は跡形もない位に、されている。
時たま赤い男が殺り損ねても、青い男が何時抜刀したのか解らない程の抜き打ちで悪魔を文字通り真っ二つにしていく。

「出番、ないな…コリャ」
―そのようだ―

私は余りの桁外れの力を持った二人に苦笑しつつ、成り行きを傍観することにしたのだった。
ムダな労力は使わない主義なのでね。



見る間に戦いは終息していった。
やれやれ、と私は踵を返そうとして失敗した。

「お嬢さん、アンタは遊んでかないのか?」

銃を向けられての台詞に私は失笑する。
赤い男が何時の間にか目の前にいた。
私だって170p位はあるというのに、赤い男は私でさえ見上げなければ目が合わなかった。
どうやら200p近いのだろう、なんて悠長に考えていたら、青い男までコチラに来るのが見えた。
勿論、あの女性も連れて、だ。

「だんまり、てぇのは、良くないぜ!?」

赤い男が質問の答えを促してくる。
私は渋々答えた。

「遊ぶ気はないよ。
早く帰って寝たいから。」
「ほう、では、何故此処に居る?」

青い男が圧力を発しながら私に言葉を投げ掛けてきた。
けれど私はソレどころじゃなかった。
そんな質問なんて問題じゃなかった。
どうやら向こうも、同じ、らしい。
私の焦りが奴にも伝わり、居心地悪そうにしている。



先に声を出したのは、やっぱり、相手だった。

「蓮、ちゃん、だよ…ね?」

その問いには肯定以外の答えが用意されているハズもなく…私は溜息をコッソリ吐き出して、静かに首肯するしか出来なかった。
赤と青の男はそれぞれ少なからず驚いているようだった。



内心で迂闊な自分に腹を立てながら
私は、説明が面倒そうだ、なんて、思っていた。



時には参加するかしないかさえも
選べなくなるから
私は運命に悪態をつくんだ――…



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【ネタ草稿】Vendetta



絶望の中に、蜘蛛の糸のような救いが在れば
人は皆、助かりたい一心でソレが破滅という名であっても
手を、伸ばすのだろう――…



*Killing Time*



名も知らない他人が死んだとして、一体どれだけの人が涙するのだろうか。
恐らく、誰も泪なんか流しはしない。
当然だ、彼等にとって、死者は他人でしかないのだから。
連日ニュースで殺人、傷害事件が流されても、他者は泣いたりはしない。
巻き込まれでもしない限りは、彼等にとって“死”は身近な存在ではないのだ。
私は、そんなありふれた日常を、幸せだと知らない彼等がうらやましいとさえ思うのだ。
何故か、など、聞く者は皆、そんな絶対安全圏にいる幸せ者でしかないのだ。



無益な思考に終止符を打つと、私は手にした重量感のあるソレを、握り直した。
ソレは粉塵を撒き散らす。
押し殺されたコエを振動として感じながら、しっかりと標的の脳天にぶち込んでいく。
鋼のレクイエムの奏者としての私は、なんて非日常的なのか。
下らなくて出来の悪い散文詩みたいな言葉に苦笑しながらも、私は愛機で敵を次々と撃ち殺していく。
消音装置で殺された音だけが、暗い夜の闇に響いていくのが酷く笑えるのだ。
皆、昼に生きているから、知らないのだ。
夜、日常が眠りにつく時分に、私は闇と踊っている。
“死”は隣人とは良く言ったものだ。
知覚していないだけで、“死″なんて私達のスグ傍に居るのだから。
最後の哀れな的を撃ち抜いて、私は、ふぅ、と息を吐く。
今日の私の仕事はコレで終わった。
さぁ、日常へと紛れ込まなければ…。
朝が来る前に、少しは眠りたい、なんて、ね。



私は脳天をぶち抜かれ、ボロボロと形を失くしていく、悪魔を見遣り、目を細めた。
感情なんて別に向くことも無いけれど、少しの皮肉を込めて、言葉を零す。

「Sweet dreams baby?」

踵を返して私はネグラへと足を向けた。



そう、人は夜を見ているようで見ていないのだ。
巻き込まれでも、しない限りは――…。
真実なんて、残酷以外の何物でも、無いのだから。



故に私は憎んでいる。
だから私は、全てを棄てたのだ――…






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